文春文庫<br> 敗れざる者たち

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文春文庫
敗れざる者たち

  • 沢木 耕太郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167916503
  • NDC分類 780.4
  • Cコード C0195

出版社内容情報

勝負の世界に青春を賭け、燃え尽きていった者たちのロマンを描く、
スポーツノンフィクションの名作が、待望の新装版に!

登場するのは、クレイになれなかった男・カシアス内藤、栄光の背番号3によって消えた三塁手、自殺したマラソンの星・円谷幸吉、など。

沢木耕太郎が、徒弟修業中の自分にひとつの可能な道筋が見えてきた、と語る、自身の出発点ともいえる記念碑的作品。

解説・北野新太(報知新聞記者・著書に将棋棋士を題材にした『透明の棋士』(ミシマ社、2015年)がある)

内容説明

燃え尽きたいと望み続けついに叶わなかったボクサー、栄光の背番号3によって消えた三塁手、夭折した長距離ランナーの「思い」、良血馬達との決戦に臨むサラブレッド―“勝負の世界に何かを賭け、喪っていった者たち”をテーマに書き継がれた6篇。著者の原点ともいうべきスポーツ・ノンフィクションの金字塔!

目次

クレイになれなかった男
三人の三塁手
長距離ランナーの遺書
イシノヒカル、おまえは走った!
さらば宝石
ドランカー“酔いどれ”

著者等紹介

沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947年、東京都生まれ。70年、横浜国立大学経済学部卒業。若きテロリストと老政治家の、その一瞬までのシーンを積み重ねることで、浅沼稲次郎刺殺事件を描ききった『テロルの決算』で79年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『一瞬の夏』(81年、新田次郎文学賞)、『凍』(2005年、講談社ノンフィクション賞)、『キャパの十字架』(13年、司馬遼太郎賞)など常に方法論を模索しつつノンフィクションに新しい地平を開いてきた。2003年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

70
男の美学は面倒なので、近づかないようにしている。でも沢木の美学は受け入れることができる。題名は「敗れざる者たち」となっているが、客観的にみれば6篇の短編のボクサーや野球選手、長距離ランナー達はみんな「敗れた者たち」でしかない。でも沢木は「敗れた者たち」と誠実に向き合い、他のメディアでは語られない新しい「敗れていない」物語を僕たちに示してくれた。行きたい場所に行き、会いたい人に会い、書きたいことを書く。「深夜特急」もそうだ。沢木はそれらに誠実であるために、大きく重いものを背負うことを辞さない。つまり美学だ。2023/01/06

Book & Travel

54
スポーツ物を読みたくて、この名作の新装版を丁度見つけ手に取った。昭和50年頃に書かれた著者の原点ともいえる短編集。昔読んで記憶に残っている話も。燃え尽きないボクサー・カシアス内藤、天才打者・榎本喜八やランナー円谷幸吉の悲劇等、アスリートの陰の部分に迫った文章は、今でも瑞々しくて古びた感じが無く、胸に突き刺さる。沢木氏の本は若い頃に沢山読んだが、作品に籠められた美学の様な物が、自分の価値観の深い所に影響を与えていることを改めて感じた。著者の後書きと、著者と交流し影響を受けたという北野新太氏の解説も良かった。2021/10/21

のり

33
センスと努力があっても、表舞台で輝くスターになれるかどうかは、その選手の持って生まれた運もあるのだろう。あと一つのところでチャンピオンになれなかったり、2番手で選手生命を終えたり、注目されず地味に選手生活にピリオドを打ってしまったり。はたまた一度は表舞台で光を見たとしても、栄光の後には寂しい人生が待っていたり…どちらかと言えば光ではなく陰の部分に焦点を絞って書かれたスポーツノンフィクション。切なさの残る余韻。2021/08/21

楽駿

32
川崎図書館本。スポーツの世界は、勝ち負けで大きく見る世界が変わる。そして、どの形を勝ったと言えて、どんな終わり方を負けたと捉えるのか、そんな思いに迷った。ただ楽しくスポーツをしていたはずが、義務となり、上からの命令で人生を捻じ曲げられた人もいれば、やり切った感がないために、いつまでも同じところで漂い続ける人もいる。勝負に勝っても、人生に負けた場合もあれば、逆もある。野球で、ボクシングで、マラソンで、競馬で。光があれば、影はできる。けれど、影は無ではない。そこに生きた証は存在する。とても面白いエッセイだった2022/10/30

もぐもぐ

30
沢木耕太郎さんの文章に初めて触れたのがこの本でした。昭和の時代のスポーツ選手たちの物語。どの話も熱量が高い。ノンフィクションにしては感傷的過ぎとも感じられる語りに著者の美学を感じ、特に円谷幸吉さんと輪島功一さんの話は何度読んでも胸に迫るものがあります。本のタイトルからしてもう切ない!2023/01/17

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