小学館文庫<br> 運命しか信じない!

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小学館文庫
運命しか信じない!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094060270
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

蘇部健一が贈る6つの「運命の恋」の物語

蘇部健一が贈る、6つの恋の短編連作。小さな出会いの積み重ねが、やがて大きな恋愛劇へと広がっていく様をドラマチックに描き出す。短編でありながらまるで長編ストーリーを読んでいるようなダイナミックな展開に、最後まで目が離せない珠玉のラブストーリー。

壮大な物語のきっかけは、太一の家で飼っている猫・タマがミルクをこぼしたというささいな出来事から始まる。まさか、それがきっかけで莉子と俊がつきあうことになるとは、当の太一は知るよしもない・・・。誰かの出会いが、また別な誰かの出会いへと作用していく様子が、見事なストーリーテリングで描き出されていく。

「運命しか信じない!」そのタイトルの通り、出会いは全て運命で決められてるのかもしれない、そんな気持ちにさせられる恋がぎっしり詰まった1冊です。

内容説明

六篇の短編連作で綴るドラマチックなラブストーリー。仙波莉子と京川俊は、絶対に出逢うはずのない二人だった。しかし、ある朝、太一の猫、タマがミルクをこぼしたことをきっかけに、いくつもの偶然が積み重なり、二人は恋に落ちる(「もしタマがミルクをこぼさなかったら…」)。風の強い日に、パンティが向かいのベランダに飛んでいったことが縁で、藍川奈都は入江敦広と出逢うことに(「パンティは風に乗って―」)。運命の恋を信じたくなる恋物語が満載。全ての短編を読み終えた瞬間に気がつく衝撃の結末。

著者等紹介

蘇部健一[ソブケンイチ]
1997年『六枚のとんかつ』で、第三回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

91
連作短編集。複雑に絡み合う様がイイ感じ。表紙と最後の挿絵がラストシーンだと思いますが、この状況なら少なくとも男の方はわかるんじゃない?2017/06/23

おかむー

66
『この表紙に隠された驚くべき仕掛け、本文を読み終えたときあなたはこの絵の本当の意味に気付かされる!!』(帯より)…あぁ帯詐欺にひっかかるのはもう何度目だろう。作品としては『よくできました』だけど、帯は煽り過ぎだよ隠されてないよ驚かないよ(笑)。恋愛に関わる運命や偶然、逆にそれを装った作為などが「風が吹けば桶屋が儲かる」式に連鎖し交錯してゆき、無関係にみえる六つの短編も実は無関係でなく、最後に明かされる繋がりとラストのひとひねりが心地よい作品でした。でも終始会話が妙に不自然に感じたのは何故だろう、不思議だ…2014/06/13

hnzwd

62
恩田陸さんのドミノとか、映画のラブアクチュアリーが好きなら、必ず満足できる一冊。短編ごとの主人公達が、それぞれの話でも運命的な絡みをしていながら、最後は。。。表紙がもう、一つのネタになってるのですねー。ネタ作家な先入観は持たれていながら、意外と実力派な作者を再認識するのでした。2016/07/11

おうち時間

57
『あなたをずっとさがしてた』を読んで最後の1行にギョッとしたあのミステリー作家さんだ!と思って読んだのでミステリーじゃないことにびっくり。こちらは恋愛に関する6篇の短編集。全ての出来事は小さな偶然の積み重ねで起きているんだな…と思えるお話です。6篇に出て来る登場人物も関連性があって1つの大きな物語のようにも思えます。私は中でも「届かなかった手紙」が好きです。90歳のおばあちゃんの女子高生時代の糸電話の話も手紙の話もロマンティックで素敵。恋愛に限らず運命的な出会い…こらからもまだあると思うと楽しいかも~。2021/11/08

な〜や

45
世の中で起こる多くの出会いや他の出来事は多くの偶然の積み重ねの結果っていうのは確か。だからこの作品で描かれる沢山の出会いがこじ付けっぽくても、こういう事が起こらないとは言えないよな〜とは思った。ラストでの沢山の伏線の回収や表紙絵の意味が明かされる話にも驚かされた。ただ、何故か小さい"ツ"を台詞の語尾に多用している独特の文体がどうしても違和感拭えず好きになれなかった。普段喋る時そんなに叫んでばかりな訳ないだろ、みたいな……。こればかりは個人の好みかな。話の内容はなかなか面白かったけど再読は自分は無いかな。2014/04/15

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