小学館文庫
石原「総理」の危うさ―やらせてみたい。でも…

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094055511
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0130

出版社内容情報

 タカ派、カリスマ、辣腕……国民的人気を背に次期首相の呼び声高い石原慎太郎氏だが、問題はないのか? 「石原総理待望論の分析」を八木秀次・高崎経済大学助教授が、「政策のシミュレーション」を岩井奉信・日本大学教授が分析。加えて、御厨貴・政策研究大学院大学教授と鳥越俊太郎氏が「総理になったら日本はどうなる」をテーマに対論。そして「石原総理」は必要、との立場から小林節・慶応大学教授が反証。石原氏の持つ「危うさ」を徹底分析する。●文庫書き下ろし

内容説明

依然として根強い「石原慎太郎総理大臣待望論」。都知事として実行力と強いリーダーシップを発揮しているが、国政の長になるとしたら、陥穽はないのか。安保、対中、対北朝鮮外交、経済政策、不良債権問題など逼迫する国内外の問題にもう妥協は許されない。彼の掲げる日本の未来像とは何か。代議士時代から都知事に到るまでの政治手法、政策、実行能力などを分析し、総理としての資質を第一線の学者・ジャーナリストら論客五人が徹底検証。「石原氏が総理になったら日本はどうなるか」―その実現の可能性と“危うさ”を考える。

目次

第1章 石原慎太郎「総理」へのシナリオ―その実像と幻影(鳥越俊太郎)(ラストチャンス;三つの可能性/新党待望のウラ側 ほか)
第2章 石原総理待望論を分析する―その本質と歴史的位置付け(八木秀次)(未曾有の危機;救国の指導者 ほか)
第3章 「石原総理」に立ちはだかる壁―外交から教育・福祉政策までをシミュレーションする(岩井奉信)(政策を国政に照らして体系的に見る;「投機型リーダーシップ」の構造 ほか)
第4章 対論・国民が望む総理と石原慎太郎の感性(御厨貴vs鳥越俊太郎)(ルサンチマンが原動力;東京でできたことが国政ではできない ほか)
反証 それでも日本には「石原総理」が必要だ―著作・発言に見るその思想性(小林節)(「決断」できない日本の政治;石原氏への期待と、誰もが感じる一抹の不安 ほか)

著者等紹介

鳥越俊太郎[トリゴエシュンタロウ]
1940年福岡県生まれ。京都大学文学部卒業後、毎日新聞社入社。社会部記者、「サンデー毎日」編集長などを経て、独立。現在、テレビキャスターとして活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

結城あすか

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総理になったら総理になったで問題も多そうだけど、それでもこの人に総理をやらせたい……というところかにょ。2003/06/02

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