出版社内容情報
吐息[]
著・文・その他
LLLthika[]
イラスト
ビジュアルアーツ[]
監修
内容説明
魔界に名だたる最強種族。オーガ族の英雄の息子は、オタク気質なゴーレムマスターだった―。父オーガの作った借金を返済するため、人間界へと旅立つことになった坊ちゃん。幼なじみメイドのリーデルが一緒なのは心強いが、唯一の返済手段は、慣れないダンジョン経営だ。迷宮が育てば魔力が集まり、それが返済へと繋がっていく。しかし、最強種であるのに気弱で、人間族とは戦いたくない。ひきこもりな経営方針を貫き、せめて特技のゴーレムを活用しようと思うと、ついつい趣味にも走ってしまう。面倒見の良いリーデルに助けられながら、ゴーレムをいじって楽しむ日々だが…。キネティックノベル大賞優秀賞受賞作品。
著者等紹介
吐息[トイキ]
『第一回キネティックノベル大賞』にて優秀賞を頂いた本作が多くの方のご尽力をいただき書籍化されました(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
村長
1
ダンジョンものの皮を被ったメイドもの。ダンジョンの入口付近で敵を迎撃するのが全てなうっすい皮だが、敵の人間達が良心にあふれた優秀な人達なので不快感なく見ていられる。メイドものとしてはあれだ。朴念仁誤解コントはしょっぱなこそ面白いが、一人称で延々と誤解を続ける主人公のことが段々と白々しくなってくる。朴念仁が2人に増えたあたりでだいぶキツくなったが、構造を崩さない程度にちゃんとメイドを喜ばせて終わったのでひとまず良かった2024/10/03
ダリア
1
オーディブルにて。借金の利息を払うために引きこもり坊ちゃんとメイドが出稼ぎダンジョン経営。ダンジョン経営は侵入者をばっさばっさとなぎ倒すのかと思っていたら、ひたすらダンジョンに近寄らせない方向なのが意外だ。あと姫騎士が強すぎる。パワーバランスが壊れているのか、単に坊ちゃんたちが弱すぎるのか。おまけの師匠と先生のやりとりが楽しい。主人公カップルより師匠先生ペアの方が恋愛フラグ立っているのでは?2024/04/17
白いハエ
0
親のこさえた借金を返すためダンジョンの経営を行うことになる、という筋書きだが、全体的にコメディテイストで、経営判断もメイドにお任せ、ダンジョン構成も一フロアのみと相当にライト、超鈍感男と超有能従者の日常ラブコメとして気楽に読める。善意と善意がすれ違いまくり、誰も悪くないのにバトルに落ちていく様が個人的な見どころ。2024/10/27