出版社内容情報
(木坂順一郎)
「大東亜共栄圏」建設の野望をかかげた軍部は、昭和16年12月8日、米英はじめ世界諸国を相手に戦争に突入した。緒戦の勝利も束の間、連合軍の反攻と、19年10月に始まる本土爆撃により主要都市は焼土と化した。20年8月15日、「大日本帝国」はついに崩壊した。太平洋戦にはどのような意味があったか。最新の資料により、日本国民に、中国・東南アジアに、そして世界に与えた影響を考える。
内容説明
「大東亜共栄圏」建設の野望にもえた軍部は、昭和16年12月8日、米英はじめ世界諸国を相手に戦争に突入した。緒戦の勝利も、戦争が長びくにつれて国力の相違があらわとなった。敗戦を迎えた20年8月までの3年9か月の状況を描く。
目次
緒戦の勝利
戦勝に酔う国民
ファシズム体制の確立
戦局の転換
経済と思想・教育の統制強化
戦時下の敵国人
「大東亜共栄圏」の幻想
満州・朝鮮・台湾の兵站基地化政策
「絶対国防圏」をめぐる死闘
絶望的な抗戦
大日本帝国の崩壊