内容説明
豊かな心と国際人の育成をめざす。能、茶道、華道、和太鼓、囲碁など我が国の伝統や文化の教育の重要性を探る。
目次
第1章 日本文化理解教育と学校(日本文化理解教育とは何か;我が国の伝統や文化によって期待される教育的効果;日本文化理解教育が学校教育にもたらす無限の可能性)
第2章 我が国の伝統や文化の教育に対する学校現場の意識実態(我が国の伝統や文化の教育に対する教員の意識実態と実践経験;我が国の伝統や文化の教育に対する児童・生徒の意識実態;学校現場は我が国の伝統や文化に関する教育に何を求めているのか)
第3章 日本文化理解教育の実践が目指すもの―国立教育政策研究所による「我が国の伝統文化を尊重する教育に関する実践モデル事業」を事例として(「我が国の伝統文化を尊重する教育に関する実践モデル事業」の概要と実践の状況;モデル校の状況;モデル校の研究主題の傾向―様々な教育実践が目指すもの;日本文化理解教育によって、どのような自動・生徒の育成が期待されるのか―モデル校の研究主題の分析・検討を通して分かったこと)
第4章 国際交流に貢献する日本文化理解教育(日本文化理解教育と国際交流;福岡県太宰府市立太宰府西小学校の事例―日韓文化交流を担う子どもたち;東京都渋谷区立神宮前小学校の事例―「同居型国際交流」で日本文化を発信する子どもたち)
第5章 日本文化理解教育による「豊かな心」の育成(「豊かな心」と日本文化理解教育;長野県長和町立和田中学校の事例―地域や我が国の伝統文化の体験的認識を通した「ゆかしい心」の育成;北九州市立思永中学校の事例―地域や我が国の伝統文化の体験的認識を通した「思永の精神」の継承と育成)
著者等紹介
永添祥多[ナガソエショウタ]
1958(昭和33)年山口県下関市生まれ。九州大学大学院人間環境学研究科発達・社会システム専攻教育学コース(教育社会史)博士後期課程修了、博士(教育学)九州大学。大分県及び山口県の県立高等学校教諭(日本史担当)、九州大学非常勤講師、西日本工業大学教授を経て、近畿大学産業理工学部教授(教職課程担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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