出版社内容情報
国際政治が激動する年に必読の1冊
3・11大震災直後、プーチンは「北方領土引き渡しシグナル」を発していた!
「外務省のラスプーチン」と呼ばれ、対ロシア外交にその異能ぶりを発揮した外務官僚にして、10万部を超えるベストセラー『国家の罠』著者・佐藤優氏が、危機を迎えている日本の外交に警鐘を鳴らす。2012年は、アメリカとロシアで大統領選挙があり、中国では習近平・国家副主席が党総書記に就任し権力委譲が進む。世界各地で権力の変動がある中で、日本はどう生き残っていけばいいのか。
佐藤氏は各国が日本に対して発している数多くの「シグナル」に気付き、それを読み解けと指摘する。現状では日本は各国の発するシグナルに反応できていない。
「シグナル」を読み解き、インテリジェンスを蓄積し、それを生かす術を探る。その積み重ねこそが、現実的「北方領土返還」への歩みとなる。
4年に及ぶ論考をまとめた、佐藤氏の知の蓄積の集大成となる1冊。
【編集担当からのおすすめ情報】
異能の元外務官僚・佐藤氏があげる各国の「シグナル」は、公開されている情報、ニュースからも読み取ることができる。
知の怪人は「日常のニュース」をどう読んでいるのか。その足跡を辿ることができる1冊になっている。
佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他
内容説明
知の怪人佐藤優の集大成!2012年春、プーチン復活で風向きはがらりと変わる。この交渉術で北方領土は取り返せる。
目次
まえがき 「帝国主義のゲーム」のなかの日本
第1章 国家の無策―見逃された重大シグナル
第2章 帝国の復活―プーチン王朝の野望
第3章 亡国の組織―暴走する官僚たち
第4章 情報戦の敗北―インテリジェンス後進国の惨状
第5章 領土の危機―揺らぐ国家の根幹
あとがき 「分析メモ」の効用
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。85年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。95年まで英国日本国大使館、ソビエト連邦(現ロシア連邦)日本国大使館に勤務。95年より国際情報局分析第一課に勤務。外交官として勤務するかたわら、東京大学教養学部非常勤講師(ユーラシア地域変動論)を務めた。2002年5月に逮捕、09年6月に有罪が確定し、同年7月に失職。著書に『自壊する帝国』(新潮社、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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