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出版社内容情報
中国人イスラム教徒《パンデー》を追って。
2003年第10回「小学館ノンフィクション大賞」優秀作に選ばれた本作品は、ミャンマーの少数民族パンデー(中国人イスラム教徒)の過去、現在を現地踏査したものである。パンデーは回族とも呼ばれ19世紀後半から20世紀前半にかけて世界史のなかで重要な役割を担い、中国南部から東南アジアにかけて繁栄し一時は清朝に反旗を翻し回族政権まで樹立した。 「馬幇(まばん)=パンデーについてこれほどまとまって触れたものは初めて読む」(船戸与一氏選評より)歴史の波に翻弄されながら忘れ去られた民族のその後を追跡、ミャンマー現地をフィールドワークし、民族の共生、国際化の意味を問うノンフィクション作品である。
内容説明
第10回小学館ノンフィクション大賞優秀作。
目次
「お母さん」をやりたい
パンロン・パンデーと出会う
タイの町チャイントン
ミャンマーあたふた暮らし
山の上のタウンジー
植民地の残遺ピンウールイン
阿片の町ラショー
お金を盗ったのは誰?
最後の王都マンダレー
宝石の谷モーゴッ
日本へ帰る
どこでもないミッチーナー
著者等紹介
やまもとくみこ[ヤマモトクミコ]
文化人類学者。1954年東京生まれ。津田塾大学英文科卒業後、北イリノイ大学人類学部修士課程修了。チェンマイ大学客員研究員、ミャンマー大学図書館客員研究員を経て、大東文化大学国際関係学部助教授に。現在は同大学を辞め、フリーランスの研究者として東南アジアの少数民族を専門分野とする活動を続けている。タイ、ミャンマー等アジアの食文化にも詳しい。1985年「“私”の存在」で第4回潮賞(ノンフィクション部門)受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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