出版社内容情報
家康が守っていた健康3か条から、家康と慶喜が愛飲した薬用酒、「オットセイ将軍」と呼ばれた家斉愛用の「強精剤」、肉を好み、多趣味に過ごし77歳まで生きた慶喜の健康法まで、徳川将軍たちにまつわるエピソードを田安徳川家当主が披露する。
内容説明
「元祖健康オタク」家康から「オットセイ将軍」家斉、最長寿の「肉食将軍」慶喜まで。田安徳川家第十一代当主が明かす将軍たちの健康秘話。
目次
まえがき―徳川家に伝わる養生訓
第1章 戦乱の世を生き抜いた家康のサバイバル健康術
第2章 恐妻、コンプレックスとうまく付き合う
第3章 大酒と短命
第4章 吉宗と田安家の健康事情
第5章 「オットセイ将軍」と呼ばれて
第6章 幕末動乱を生き抜く力
第7章 最後の将軍がなぜか一番長生き
第8章 やっぱり家康はすごかった
著者等紹介
徳川宗英[トクガワムネフサ]
1929年、ロンドン生まれ。御三卿・田安徳川家第十一代当主。学習院、江田島海軍兵学校を経て慶應義塾大学工学部卒業。石川島播磨重工業関西支社長、石川島タンク建設副社長などを歴任後退職。その後全国東照宮連合会顧問、一般社団法人霞会館評議員などを務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おい
1
タイトルと中身は少し異なり、徳川家とその末裔の生活を少し披露したそんなもの。他の書籍で書かれているものより、自身の生活をそのまま記した方が、庶民にはウケるのでは。 ★★★2018/12/27
じゅんぞーん
0
徳川家の子孫が書いた本。 今に使えそうなことも書いてあった。2021/10/28
リタ
0
並行で読んだ奥田先生の『日本人の病気と食の歴史』と被る話がいくつか出てきて、おおアレはホントだったんだな、みたいな感慨を覚えたり(日本人の〜は、縄文から現代までの通史なので、当然、江戸時代のエピソードがかぶる) 本としての評価は奥田本の方が上ですが、田安徳川家の宗主である著者が、御歳90歳(本の出版時は89歳)そしてこの文章力、ということを鑑みると、本書の説得力が増します。年寄りの回顧自慢がチラ見えするのはご愛嬌。2019/12/18
siomin
0
徳川家の流れを組む著者による、戦国から明治期の健康の秘訣をまとめたもの。著者は1929年生まれででお元気なようで、自らの健康の秘訣も交えているのは面白い。八丈島に流されてから50年も生きた宇喜多秀家や、30歳過ぎで隠居の身になり77歳まで生きた徳川慶喜のように、失脚してストレスがなくなったことで長生きができたとか。徳川家康や秀忠はタバコ嫌いで江戸城は禁煙だったけど、家重が吸い始めてから江戸城はタバコだらけになったとか。そのまま禁煙のままだったら日本人のタバコ観も変わったのかな。2018/07/05
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