出版社内容情報
昭和18年、東条首相の音頭でアジアの六首脳が東京に参集し、欧米支配からの解放を謳った史上初のアジア頂上会議の全貌を描く労作
内容説明
戦時下の昭和18年秋、東京にタイ、ビルマ、インド、フィリピン、中国、満州国の六首脳が参集して大東亜会議が開かれた。「白人支配からの解放」を謳った、この史上初のアジア頂上会議の栄光と挫折、各首脳の民族独立に賭けた波瀾に満ちた戦いを新発掘し、戦後日本を覆った“東京裁判史観”の虚偽を正す画期的労作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
3
戦時下、昭和18年に開かれた「大東亜会議」。敗色が見える東京にタイ、ビルマ、インド、フィリッピンそして中国、満州国、それぞれの首脳が集まり「白人支配からの解放」を謳った。日本は日本でご都合主義的にアジアの民族自決を口にした部分もあるが真実そう信じて行動した部分もあり、また各国もそれぞれの民族の未来を賭けて臨んだ。この首脳たちは日本が認めるそれぞれの国家の首脳に過ぎず「傀儡」と断じるのが、今日のメディア的見方であろうが、アジア各国の独立に与えた影響が大きいのは否定できない。2013/10/25
出世八五郎
1
戦中、日本にアジア諸国の首脳を集めた大東亜会議について触れられてる。本書により戦後、アジア諸国のリーダーが日本に対する感謝の言葉を述べられてるのを知って感激した覚えあり。当時はメカラウロコでした。