青い花―瀬戸内寂聴少女小説集

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青い花―瀬戸内寂聴少女小説集

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093885546
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

清く正しく美しく。寂聴文学の原点、ここに

瀬戸内寂聴が、デビュー前の昭和25年から昭和33年にかけて、様々な雑誌に寄せた少女小説や童話を発掘。その中から特に思い入れの深い作品をセレクトし、さらに書き下ろしの少女小説1本、当時の思い出を綴ったエッセー1本を収録した、作家生活70年にして初の少女小説集である。
少女小説といっても、花が咲き、蝶が舞う、甘い花園の物語ではない。戦後の自由でのびやかな時代の雰囲気の陰で、確かに存在した戦争の傷痕や貧困など、子どもたちを取り巻く厳しい現実もくっきりと描き出す。そしてその中で少女たちは、自身が置かれた状況と向き合い、正々堂々と健気に明日を切り開いて行く。
タイトルの「青い花」は、昭和25年『少女世界』に掲載された短篇で、思春期の少女の揺れ動く心と内省を手紙というスタイルで見事に描き出して三島由紀夫に絶賛された作品である。ほかに、長篇時代小説「ふりそでマリア」(昭和32年『小学六年生』?昭和33年『女学生の友』)などジャンルは多岐にわたるが、ここで描かれる、時に凜々しく、時に無邪気な少女たちの姿は、まさに作家・瀬戸内寂聴そのものである。



【編集担当からのおすすめ情報】
今回新たに書き下ろされた少女小説「二代の手紙」は、「仲よしお手紙」(昭和29年)でおちゃめな文通をしていた二人の少女たちのその後の人生を描いています。

瀬戸内 寂聴[セトウチ ジャクチョウ]
著・文・その他

内容説明

デビュー前に書かれた幻の作品に、書き下ろしを加えた全8作。三島由紀夫との思い出を綴ったエッセイも収録。作家・瀬戸内寂聴の原点が、ここに!瀬戸内寂聴、95歳にして初の少女小説集。

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
大正11(1922)年、徳島県生まれ。東京女子大卒。昭和32(1957)年、瀬戸内晴美名義で書いた「女子大生・曲愛玲」にて新潮社同人雑誌賞受賞。昭和36(1961)年『田村俊子』で田村俊子賞、昭和38(1963)年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。昭和48(1973)年、平泉中尊寺で得度、法名「寂聴」。平成4(1992)年『花に問え』(谷崎潤一郎賞)、平成8(1996)年『白道』(芸術選奨文部大臣賞)、平成23(2011)年『風景』(泉鏡花文学賞)など、文芸賞多数受賞。平成18(2006)年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるる

38
瀬戸内寂聴さん初読み。少女小説というレトロな響きに誘われて読んでみた。少女がターゲットとは言っても、少年が読んでも面白く感じたのではないだろうか?自分が子供の頃に読んだら、少し大人の香りを感じたりしてファンになってたかも。推理クイズあり、サスペンスあり、表題作はイヤミスっぽい。レトロな挿絵なども好き。2017/11/30

元気伊勢子

9
瀬戸内寂聴氏の少女小説は、初めて読んだ。私もだいぶ大人になってしまったのかこの本を読んだら心が、洗われるような感じがした。2021/10/27

あけの

3
え!!!寂聴さんこんなのも書いてたのか!と新鮮に読めた 2021/02/20

調“本”薬局問悶堂

1
育児の間で読んだのだろう。 読書記録のない1冊。

hitotak

1
瀬戸内氏若かりし頃の昭和20年代に書かれた少女小説集。表題作は吉屋信子『花物語』風の感傷的な友情ものですが、そんなような短編が2、3編と、私がイメージする少女小説とはちょっと趣が違う長編の時代物が収録されており、むしろこちらの方がメインのように感じます。もののけ姫みたいな主人公が隠れキリシタンの姫様を守って大活躍の冒険活劇です。当時からこういう小説のほうを好む読者層もあったんだろうな。2017/12/08

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