出版社内容情報
前作から4年。車で40分の所にコンビニができ、町の郵便局は民営化したものの、携帯電話はいまだ使えず。動物や自然と共存し自給自足で暮らす山の中の農家と周囲の暮らしを全編描き下ろしで綴るイラストエッセイ。
内容説明
都会育ちの大学院生が、山奥の農村に嫁いで10年目。立派な農家の嫁になったかと思いきや、まだまだドタバタの毎日…?!3世代の家族、ご近所さんたちとの“ほのぼの農家ライフ”を、人気ブロガーがイラスト&エッセーで綴る。
目次
春―山上げの日(Nouka de Cologne―旬の香り;お義父さまは千里眼 ほか)
夏―スタンド・バイ・ミーin釜津田(ワサビの嫁入り シーズン2;タケノコ探りの敷居は高い ほか)
秋―向かいのハセは良いハセだ(コンビニができた日;小さなお店の新しいのぼり ほか)
冬―ヤマドリ寒気団(おしゃべりな煙たち;ヤマドリ寒気団 ほか)
著者等紹介
三上亜希子[ミカミアキコ]
1973年埼玉県出身。筑波大学大学院環境科学研究科(環境科学専攻・文化生態研究室)修了。学生時代にフィールドワークで訪れた岩手県岩泉町の自然と人に惹かれ、99年にひとりで移住。岩泉町民俗資料展示室勤務を経て、畜産と農林業を営む農家に嫁ぐ。夫(TAA)、その父母、祖父母との3世代の6人とともに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆみねこ
66
岩手・岩泉の農家に嫁いだ亜希子さん。前作から4年、集落の皆さんにもなじみ、田舎暮らしを満喫している感。2009年には、念願の?携帯のアンテナが立ったのだとか。自分がこの地で暮らすには、根性がないから難しそうです。2017/07/07
りょう
6
事件はないけど、コンビニができたっ!て車で40分!すごーいや。絵もかわいくて、すてきー!2017/07/08
みっちぃ
5
岩手のとある農家に嫁いだ「嫁」さんの、面白く楽しい、そして時々大変そうな日々の事件簿。私は宮城県北の者なので、共感する部分が結構ある。イラストも可愛くて、楽しく読めた。2014/09/06
たくのみ
4
古書店、珈琲店ときて次は農家?というわけもなく、ミステリーと関係なし。「カミサワグチ生活図鑑」というブログが人気の、イラストレーター三上亜希子さんのエッセイ。農業の「豊かさ」が伝わる日常の事件の数々。中高年の「銀の匙」岩手版というところか。農家も現代を生きています。2013/01/07
Yoshie S
3
図書館本。何気なく手に取ったけど、岩泉だった。昨年の台風被害が気になっている地域だけど、無事だろうか。牛飼いと農業、ハードな日々には違いないだろうけど、生き生きと。わさびの花芽が恋しいころ、豊かな気持ちになりました。2017/03/02