出版社内容情報
岡本敏子[オカモトトシコ]
著・文・その他
よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
著・文・その他
内容説明
岡本太郎を愛して、生きた岡本敏子。その死の直前、おこなわれた恋愛に勇気が湧いてくる対話。
目次
1 恋愛(女と男は、やっぱり違う;たりないところで惹かれあう;変な枝ぶりの植木はそれなりにおもしろい ほか)
2 色気とフェロモン(セクシーじゃない男なんて、しょうがない;男は最後のラインを越える;マイナスのほうに賭ける ほか)
3 女と男(普通に生きていくのが難しい;自然の変化をもっと感じよう;「本当の自分」なんて、どこにもない ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miki
15
お気に入りのカフェで見つけた一冊。わたしは岡本太郎を作品と生きた歴史しか知らないけれど、岡本敏子さんは違う。肌で感じ呼吸するようにその人と寄り添って生きていた。ふたりをわたしも見てみたかったなと惜しく思う。この対談はただ男と女というだけでなく、自分の生き方に疑問の影を落とすいい働きかけをしてくれる。わたしたちは時代とともに変化するけれど、ただ楽な方に流されたら結局すべて短く終わってしまうような気がする。もっと思いきり生きねばと感じた。2013/07/30
りかさん
10
「賭けなきゃ。自分を投げ出さなくちゃ、恋愛なんて始まらないじゃない。」 フランスについての記述が結構あったかな。「今はみんな計算高いのよ。」自分らしく生きることを求めるのは、最初に右足を出すか左足を出すのかを悩んで立ち止まっている状態、、ごもっとも。なんか、もっと男の人そのものを素敵と思い、その男の人そのものとシンプルに付き合っていきたいと思った。すべての人間関係は真剣勝負!!2015/01/13
melon
10
御二方ともかっこいい。。2014/12/27
クッスー
6
岡本太郎氏と敏子さん。こんな男女の関係もあるのですね。人生の今を心から楽しみ、常識にとらわれず自分の感性を信じそれを貫く生き方、憧れます。また、よしもとばななさんは作風さながらの人柄が感じられ、インタビュアーさんの話しの引き出し方もさすがでした。2014/12/29
キキとジジ
4
岡本さんの素晴らしい人柄。この人、あらゆる面で「超越」してる。正直で真っ直ぐで、自分も自分以外の人の魂もとても大切にしているんだろう。生き方の手本としたい。対談をしたよしもとさんを心から羨ましいと思う。何気なく図書館で手に取れた事が、終わりを迎える一年の贈り物だったと、目に見えない出会いに感謝。2014/12/09