出版社内容情報
池波正太郎は時代小説のみならず食のエッセイにも定評がありました。池波氏が出会った数々の美味を、書生を10年間務めた佐藤隆介氏が亡師の思い出とともに書き下ろした本書は、取り寄せて自宅で味わえるガイドつき。
内容説明
高松・川福の「讃岐生うどん」、寄居・京亭の「鮎の甘露煮と一夜干し」、下北沢・アンゼリカの「カレーパン」、栃尾・豆撰の「油揚げ」、河内・桃林堂の「五智果」、伊刀・浅田わさび店の「天城山葵」など。池波正太郎の贔屓の味を取り寄せる。
目次
京都府/登喜和―黒毛和牛
岐阜県/キュルノンチュエ/ヤマオカ―燻煙風味の加熱ハム
佐賀県/松本栄二―たくわん
東京都/田中正造商店―丸缶焼海苔
東京都/辻留―そうめん
静岡県/サンファーマーズ―アメーラ
北海道/別海漁協―西別献上鮭
神奈川県/山久―まぐろ粕漬
北海道/利尻漁協鬼脇支所―粒雲丹・蒸雲丹
東京都/紅梅苑―紅梅饅頭〔ほか〕
著者等紹介
佐藤隆介[サトウリュウスケ]
1936年、東京生まれ。紀行作家・食文化研究家。コピーライター、編集者を経て、池波正太郎の書生を10年務める。酒、食、器を中心に文筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はな
30
池波正太郎の10年身近で食の作法を学んだ作者の食本。池波正太郎の本は、いつも美味しそうに食してるシーンが多く好きでした。そんな池波正太郎も満足するだろうと想像され選ばれた食たち。お茶の水の山の上ホテルが閉館してしまったのが残念。古瀬戸コーヒーに行ってみたい。2024/04/29
退院した雨巫女。
9
《私‐図書館》亡き夫が、敬愛していた池波正太郎さんに関する本。食に関する話を読んで感心してました。取り寄せできないかなってよく言ってました。やはり見てみたら、美味しそう。2012/05/22
ヒポかーさん
4
池波正太郎さんの書生のような事をされていた著者の本ですが、厳密に言うと、池波さんの愛した味ではなく、著者のお勧めである部分が多いのではないか?と思わなくもないですが。しょっぱなのステーキ丼の写真にやられます。どれもこれも美味しそうだったけど、やっぱりしょっぱなのインパクトが大きかった!お腹が空いている時に読んではいけない本だと思います。2010/09/08
kg
3
写真の勉強にと手にとってみたものの、気づいたら、読みふけってしまった一冊。池波氏、意外にも「くさや」は食べなかったというエピソードが微笑ましい2013/04/05
ryk
2
息抜きにグルメ本を読んで思いを馳せる。蕎麦食べたい。/ 目次で〈イイダコーヒ〉とあるのは〈イノダコーヒ〉の誤植。残念。/ 大阪・曽根崎の〈阿み彦〉の焼き焼売は美味しそう。これは今度行ってみよう。2011/04/11
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