内容説明
私、わがままに生きてる。だけど、ひとりぼっち―。大丈夫。きみは、これからどんどん美しくなる。14才女子中学生が出合ったやさしい奇跡。
著者等紹介
藤谷治[フジタニオサム]
1963年東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。会社員などを経て、03年に『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あおい
15
中学生の女の子が友達や親への不満ともいえない不満をつらつら書き綴った日記形式で話は進む。誰しもこういうぐちゃぐちゃした気持ち通り越して大人になっていく。最後は不思議な事が起こったりして妙に爽やか。2016/04/09
kana
8
高校時代から大好きだった本を再読しました。中学生の女の子が書いた日記形式のお話です。すごくリアルで、日記を書いた事がある子は「自分が書いた文みたい…」と感じる所が一カ所は出てくるんじゃないかな?と思うくらいです。前回は気持ち悪いくらいに主人公に自己投影しながら読んだけれど、今回は昔の痛々しい自分の日記を読まされているような気分になり、序盤は居たたまれなくなったりもしました。けれど、読んでいくうちに引き込まれ、結局また自己投影したり、少し離れたりしながら読みました。読み終わった今は、何だかこの本を誰かに紹介2012/03/03
果実
7
男の人が書いたとは思えないくらい、思春期がありありと表された、女子中学生の日記形式の小説でした。中高生が読んで何を思うか知りたい。2013/06/12
そのぼん
7
女子中学生の心の中のつぶやきを聞いているような作品でした。2011/11/06
せの
5
なんかすごいよかった。重松清・瀬尾まいこ系。