出版社内容情報
耳が不自由な小学4年の主人公が、直面する問題を克服していく姿をまんがで展開。付録の赤シートを使うと音やセリフが消えることで主人公の立場が理解できます。他に写真ルポで聴覚障害児の生活を紹介。
耳の不自由な人が感じている、生活の中の不便さとは??調査をしたデータをもとに、耳の不自由な人の生活を漫画で展開する。耳が不自由な小学4年生の男の子を主人公とし、家庭や学校で直面する問題を乗り越えていく姿を通し、耳に障害のある人の生活がわかる。また、本に付けた赤いシートを活用すると、主人公の立場でストーリーを読めるページがあり、より身近に耳の不自由な人の生活を実感できるようになっている。 巻頭には、耳の不自由な小学3年生の女の子の写真ルポがある。普通学校に通いながら、週3回、「きこえとことばの教室」に通級している女の子の学校生活を写真で紹介している。巻末にはこの本のベースになった『耳の不自由な人たちが感じている朝起きてから夜寝るまでの不便さ調査』(社会福祉法人・聴力障害者情報文化センター)の調査データや手話や手話に関する本、ビデオ、CDロムの紹介、指文字の解説、バリアフリーの商品情報などを掲載している。 この本は、1993年に刊行された『目の不自由な人の生活を知る本 朝子さんの一日』の姉妹図書である。耳の不自由な人の生活に、少しでも多くの人が関心を持っていただきたいという願いから生まれたもので、聴力障害者情報文化センター
内容説明
耳の聞こえない人の日常の不便さを知る。…そして、共に生きることを考える。写真絵本と体験コミック。
目次
1 ゆいちゃんのいる教室
2 地面に書いた約束
3 手話の世界
感想・レビュー
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ヨハネス
宝塚けんけん