盗んで食べて吐いても

個数:
電子版価格
¥1,683
  • 電子版あり

盗んで食べて吐いても

  • ウェブストアに13冊在庫がございます。(2025年08月18日 17時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867597
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どうかあなたに、希望の光がさしますように

「太ったら、食べちゃダメなの」。幼いころに聞いた母の言葉をずっと忘れられないでいる早織。

早織は小学校6年生ごろから体重が増えはじめ、体型を何よりも重視する母は彼女の食事量を厳しく制限した。お菓子はダメ、お代わりはダメ。でも、もっと食べたい、もっと痩せたい。

早織は食べて吐くを繰り返すようになり、吐くための食料を手に入れるため、食べ物を万引きするようになってしまう。結婚をして夫と娘と仲良く暮らしながらも、彼女は万引きをやめられないでいた。

そんなある日、早織は妹からの電話を受ける。それはずっと避けていた母の命が、もう長くないと告げるものだった――。

母の呪縛。痩せたいという願い。間違いだとは分かっているのに、今日も彼女は正解を選べない。

既刊続々実写ドラマ化、『殺した夫が帰ってきました』『塀の中の美容室』で大注目の著者が描く新境地の傑作小説。


【目次】

内容説明

「太ったら、食べちゃダメなの」。幼いころに聞いた母の言葉をずっと忘れられないでいる早織。早織は小学校6年生ごろから体重が増えはじめ、体型を何よりも重視する母は食事量を厳しく制限した。お菓子はダメ、お代わりはダメ。でも、もっと食べたい、もっと痩せたい。早織は食べて吐くを繰り返すようになり、吐くための食料を手に入れるため、食べ物を万引きするようになってしまう。結婚をして夫と娘と仲良く暮らしながらも彼女は万引きをやめられないでいた。そんなある日、早織は妹からの電話を受ける。それはずっと避けていた母の命が、もう長くないと告げるものだった―。この言葉にできない不安を、わたしたちは知っている。暗闇の先に灯る小さな光を実力派作家が描く、傑作ヒューマンドラマ。

著者等紹介

桜井美奈[サクライミナ]
2013年、第十九回電撃小説大賞で大賞を受賞した『きじかくしの庭』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごみごみ

51
拒食からの過食、そして嘔吐。痛々しい描写がリアルで苦しい。でもきっと想像の何倍も苦しいのだろう。食べたいという衝動を抑えきれず、万引きを繰り返し、食べては吐いて自己嫌悪に陥る悪循環。分かっているのにやめられない恐怖。窃盗の罪が露呈しても、家庭を犠牲にしても・・今までの人生で、そういった摂食障害を抱えた人に会ったことはないと思っていたが、気がつかなかっただけかも知れない。適切な治療を受けること、そして何より周囲の理解が必要。やっと手に入れた平穏な日々、その光を2度と手放さないでと願うばかり。2025/07/19

akiᵕ̈

29
《摂食障害》《窃盗症》を患った女性の苦悩に満ちた今作。守りたい家庭があって職場があって、イケナイ事と分かっていながらも抑える事が出来ない衝動。読んでいても、家族や周りの人たちも、ただただ、なんで?としか言えない。読めば読む程に、当事者でなければ分からないその行動。その人が受ける猛烈なストレスからの逃避の一手段と言えなくもないが、やはり子供の頃に親から受けた言葉や態度を過敏に受け止めてしまったが故、深く刻み込まれた事が大きな影響となってしまうのか。周りにどれだけ理解してくれる人がいるかがとても重要な案件だ。2025/07/08

さこぽん

27
吐くために食べて、食べるために盗む。過食嘔吐と万引き。家族にも知られ、窃盗が悪いことだとわかってもいるのにやめられない。なんて苦しくて辛いんだろうか。ようやくつかんだ”光”を手放すことのないように祈るばかり。2025/07/28

よっち

24
幼いころに聞いた母の言葉をずっと忘れられないでいる早織。結婚して子どもができてからも、密かに摂食障害に苦しむ彼女の苦悩を描いた物語。小学生の頃から母に食事量を厳しく制限され、食べて吐くを繰り返すようになり、吐くための食料を手に入れるため、依存からの万引きを止められない早織。彼女のもとに避けていた母の命がもう長くないと告げる電話が入る展開で、そこから激変する人生にはなかなか厳しいものがありましたけど、それでも彼女を理解してくれる人がいて、同じように苦しむ麻里乃に寄り添う姿や思わぬ再会には救われる思いでした。2025/08/14

にゃん

17
美しい母親に憧れ、母親の愛情を求めるが故、期待に応えようとする娘の心がとても辛かった。小学生にダイエットを勧める母親の異常さにも気づかず、接触障害な上万引きがやめられないのが病なのだと気づくのも遅すぎる。万引き常習が病だとは、今や常識だと思うのだけれど。なので、主人公が病に気づくまで少しまどろっこしかった。見捨てないでいてくれた妹や、パートの浜野さん、同じ病の女子高生、出会えてよかった。暖かいラストで良かった。親の責任て、本当に重大だと思い知りました。2025/07/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22718354
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品