リングサイド

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865883
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

台湾の新世代作家、堂々のデビュー!

この小説はプロレスについて書いている。
それはつまり、人生について書いているということだ――西加奈子(作家)


知りたかった事が書いてあった。みんなの生活の中でのプロレスの存在意義。 そうか。プロレスラーは記憶の中で、画面の中で生き続けるんだなぁ――棚橋弘至(プロレスラー)


【作品紹介】
「ばあちゃんのエメラルド」
あの頃、親父は漁船に乗っていつも家を空けてるし、お袋も出て行って、家にいるのはばあちゃんと 俺、それに黒犬の来福の3 人だけだった。ばあちゃんと俺は毎晩、古い試合を何度も繰り返し放送する ケーブルテレビで三沢光晴を応援していた。だけど、俺はある日、とんでもないことを知ってしまったんだ――。

「タイガーマスク」
安ホテルの受付バイトをする大学四年生(留年決定)の俺は、バイトの先輩からなぜかタイガーマスクのマスクをもらう。ホテルに“ 配達” される女の子の一人が気になり、ある日、意を決して隣のホテルに彼女を呼んだ。でも、俺にできたのはマスクをかぶったまま彼女としゃべり続けることだけだった。

――プロレスと出逢い、魅せられた人びとの人生ドラマ10話からなる連作短編集


【編集担当からのおすすめ情報】
本作品は、2016年に台湾で出版されました。著者の林育徳氏は、台湾を代表する作家・呉明益氏に師事する新世代の作家で、本作品にてデビューしました。言うまでもなく、熱烈なプロレスファンです。

台湾ではプロレスはメジャーとは言えず、興行も限られています。ファンが日頃、接するのは日本や米国の興行の衛星中継やケーブルテレビによる再放送です。そうした制約がありつつも、プロレスファンはそれぞれの方法で「愛」を深めていきます。

たとえば、18回台北文学賞小説部門大賞を受賞した「ばあちゃんのエメラルド」は、三沢光晴氏の試合を楽しみにする「ばあちゃん」が描かれています。

三沢氏は、2009年に物故されています。
「ばあちゃん」はその事実を知らず、再放送の映像を見ながら、三沢氏への熱を持ち続けるのです。主人公の孫はネットで悲報を知ったものの、その事実を「ばあちゃん」に伝えられず――といった物語です。

そのほか、台湾のインディーズ団体を題材にしている短編もあり、台湾という島国でいかにプロレス文化が華開いているかがよくわかります。

本書の各話は独立していますが、花蓮がモデルとされる地方都市を舞台として、緩やかに繋がっています。台湾のローカル文化に関心がある方にもオススメです。

内容説明

台湾の新世代作家が届ける“中華圏初”のプロレス小説!第18回台北文学賞小説部門大賞受賞『ばあちゃんのエメラルド』ほか、プロレスと出会い、魅せられた人びとの人生ドラマ10編の連作短編集。

著者等紹介

林育〓[リンユゥダー]
1988年台湾・花蓮生まれ。花蓮高校卒業後3つの大学を転々とし、6年かけて卒業。東華大学華文文学研究所(大学院)で、呉明益氏に師事。中学時代から詩作を中心に創作活動を展開し、全国学生文学賞、中央大学金筆賞、東華大学文学賞、花蓮文学賞、海洋文学賞など受賞歴多数。短編『阿〓的〓寶石』(ばあちゃんのエメラルド)で、2016年第18回台北文学賞小説部門大賞受賞

三浦裕子[ミウラユウコ]
仙台生まれ。早稲田大学第一文学部人文専修卒業。出版社にて雑誌編集、国際版権業務に従事した後、2018年より台湾・香港の本を日本に紹介するユニット「太台本屋tai‐tai books」に参加。版権コーディネートのほか、本まわり、映画まわりの翻訳、記事執筆等をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

14
表紙の三沢光晴のエルボー攻撃のイラストに引かれて選ぶ。 韓国か台湾のプロレスファンが書いた本かな?と思ったがやはり台湾の作者だった。 台湾のケーブルテレビでは、日本のプロレスの古い映像が流れていたらしい。 アメリカンプロレスと日本のプロレスとの比較や気に入り方が面白い。インディーズプロレスとして台湾にじわじわと広まっていく過程は面白い。日本のインディペンデントローカルプロレスと同じ流れのようだ。文章は雑だが筆者のプロレス愛に引き込まれてしまった。2021/03/27

荒野の狼

12
本書は台湾の作家である林育德による10編のプロレスに関する短編集。それぞれの短編はゆるく関連しているので通読するのがベストだが、独立した話としても楽しめる。フィクションに、実際の台湾の情報・政治などが、各短編の終わりに注として書かれているので、小説の内容が一部はドキュメンタリーのように受け取れる効果が出ている。 表紙は三沢光晴だが、三沢に関するものは「ばあちゃんのエメラルド」は20ページの作品で10分もあれば読了できるが、2016年の台北文学賞を受賞p311している。2024/03/03

5〇5

10
プロレスに関わった人々の人生のドラマが語られる ♦ファンやその家族・知人もいればレスラーもいる ♣彼らはプロレスと繋がることで、勇気や希望を貰い、あるいは与える ♥台湾の著者で舞台も台湾であるがプロレス愛は変わらない。スッと心に響いてくる ♠表紙絵のレスラーは三沢光晴。読後に「スパルタンX」を聴くと感慨深い。2021/06/22

だいふく

9
正直、プロレスには詳しくない。子供の頃、ゴールデンタイムにTVで弟と見てたなぁというぐらいで、三沢もよく知らない。読みきれるかなと不安がよぎったけれど、それぞれの短編は物語としてとても読ませるものがあって、読み終わったらどの話も好みだった。 プロレスの蘊蓄がかなり出てくるけれど、その熱意とともに、今ならまた違った目でプロレスを見れそう。2021/09/11

辺野錠

7
台湾なのに日本のプロレス?と気になって手に取る。台湾を舞台にそこで放送される日本プロレスによって起こる様々なドラマと言うのが面白いと思った。話が所々で繋がっているのも良かったポイント。「テーブル、はしご、椅子」での兄弟の関係と「ばあちゃんのエメラルド」での亡くなってもテレビの中で生きているというのが印象に残った。2021/05/10

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