現代の世相<br> 心とメディア

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現代の世相
心とメディア

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865074
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0321

出版社内容情報

情報化社会の進展、マルチメディアの発達によって起こりつつある日本人の心と社会の変化を読み解くとともに、TBS問題に代表されるようなマス=メディアの病巣、ジャーナリズムの危機に、庶民の立場から迫る。

 情報化社会の進展・マルチメディアの発達は、日本人の心と社会に何をもたらすのでしょうか。情報の洪水のなかで孤独感にさいなまれる人が増え、画一的な情報の垂れ流しは社会の自浄力を弱めています。TBSのテープ漏洩問題は、今日のマス=メディアの病巣とジャーナリズムの危機を白日のもとにさらしだしたものですが、薬害エイズや住専問題、汚職の続発といった諸問題をみても、メディアが十全に機能していないことの重大さがわかると思います。 本書は、こうしたメディアの危機的状況をレポートするとともに、インターネットに代表される新しいメディアの将来を見据え、心とメディアの問題を問い直そうとするものです。編者である色川大吉氏の総論につづき、桂敬一、粉川哲夫、門奈直樹、斎藤茂男、田原総一朗、赤塚行雄、田村紀雄、大塚英志、川浦康至、室謙二の各氏の多彩な執筆陣が、庶民の立場からメディアの過去・現在・未来について、多角的に語ります。好むと好まざるとに関わらず、情報の洪水の中を情報をうまくあつかって生きぬかなければならない現代人にとって、視野の広がる一冊です。

内容説明

メディアの危機と日本人の今後を考える。マルチメディアの発達による日本人の心と社会の変化を読み解くとともに、庶民の立場からマスメディアの病巣・ジャーナリズムの危機に迫る。

目次

「総論」メディア革命と庶民の心
メディアの情報産業化の軌跡とジャーナリズム
日本のメディア権力と変革のゆくえ
皇室報道にみるメディアの日本的特質
報道の現場から―ジャーナリズムの憂鬱
番組制作の現場から―『朝まで生テレビ』から見えてきたもの
犯罪とメディアと現代の世相
メディアとマイノリティ―日本に現れたエスニック新聞を中心に
戦後まんがは「心」をどう表現してきたか
マルチメディアとコミュニケーションの日常
インターネットの時代と日本人の今後