ドラゴン・オプション

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  • サイズ B6判/ページ数 507p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093864114
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

興奮のクライマックスまで、一気読み!

大英博物館東洋美術部の責任者(ゲートキーパー)である矢島剛は、オックスフォード大学の同級生ジミーから、龍の像の鑑定を依頼される。像は清朝時代につくられた壮大な庭園「円明園」から失われた十二支像でのひとつではないかと見られていた。
矢島は像のある貴族の邸宅に赴きデータを収集して帰るが、直後に像は屋敷から忽然と消え去る。残されたデータを携え、矢島はかつての教え子で美術品を見抜く特別な才能を持つ女性・段燕霞をパリに訪ねる。かねてから段に好意を抱いていた矢島だったが、二人の身に姿無き脅迫者の影が忍び寄る。
一方、中国では政権内部の権力闘争に端を発した巨大な陰謀が進行していた。龍の像の真贋を確かめるべく香港へと渡った矢島と段だったが、二人は英米中を巻き込んだ壮大な国際諜報戦の真っ只中に投げ込まれるのだった。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の中原清一郎氏は、かつて「外岡秀俊」名義で東京大学在学中に「北帰行」で文藝賞を受賞した経歴を持っています。その後、朝日新聞社に入社し、ニューヨーク特派員、ヨーロッパ総局長、東京本社編集局長、香港駐在編集委員を経て、2011年に退社、昨年37年ぶりに新作小説「カノン」を刊行し、話題を集めました。本作品「ドラゴン・オプション」は、初めて発表するエンタテインメント小説で、その豊富なジャーナリスト体験をもとに、この著者でしか書けないスケールの大きな読み応えある作品となっています。計り知れない中原清一郎氏の企みをぜひ味わい尽くしてください。

中原 清一郎[ナカハラ セイチロウ]
著・文・その他

内容説明

大英博物館東洋美術部の責任者である矢島剛は、オックスフォード大学の同級生ジミーから龍の像の鑑定を依頼される。像は清朝時代につくられた壮大な庭園「円明園」から失われた十二支像のひとつではないかと見られていた。矢島は像のある貴族の邸宅に赴き、データを収集して帰るが、直後に像は屋敷から忽然と消え去る。残されたデータを携え、矢島はかつての教え子で美術品を見抜く特別な才能を持つ段燕霞をパリに訪ねる。かねてから段に好意を寄せていた矢島だったが、二人の身に姿無き脅迫者の影が忍び寄る。一方、中国では政権内部の権力闘争に端を発する巨大な陰謀が進行していた。龍の像の真贋を確かめるべく香港に渡った矢島と段の身には…。

著者等紹介

中原清一郎[ナカハラセイイチロウ]
1953年、北海道生まれ。76年、東京大学法学部在学中に本名の「外岡秀俊」名義で執筆した「北帰行」で第十三回文藝賞を受賞、ベストセラーとなる。その後、朝日新聞社に入社、ニューヨーク特派員、ヨーロッパ総局長、東京本社編集局長、香港駐在編集委員を経て、2011年退社。現在は執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

007

25
★★★☆☆ 「北帰行」や「カノン」の作者がこのようなスケールの大きいエンタメ小説とは意外でしたが、経歴をみるとなるほどですね。複雑に絡んだ陰謀は面白いけど、まどろっこしい部分も。見開きに登場人物の紹介が付記してあれば良かったと思う。2015/05/19

あっこ

13
まさかの結末だったけど、面白かった。強いて言えば、もう少し矢島のゲートキーパーとしての一面が、描かれていてもよかったと思う。2015/05/08

おやぶん

6
主人公は大英博物館東洋美術部の責任者である矢島剛。 大学時代の同級生から、ある古美術品の鑑定を依頼される。清朝時代につくられた「円明園」から失われた十二支像でのひとつではないかと見られていた・・・ 中国内の政治闘争や他国を巻き込んだ壮大な話になるが、 結局解決するのは個人の力が大きいと言う事で 想定したものよりスケール感は小さく感じました。 登場人物が多かったりして結構難解なところもあって 読み終わるのに結構時間がかかってしまいました。2015/07/23

chakiw5

5
積読本、大英博物館の美術部に勤務する矢島は大学の同級生のジミーから知り合いの美術品の鑑定を依頼される。それは中国古来の曰く付きの像だった。この流れから美術ミステリーかと思いきや、最後きな臭い現実的な反乱物になる。結局美術は大して関係ないので話の流れがちょっとおかしく感じた。内容は面白いと思うが中国の名前とその登場人物の多さに目眩がした。2020/05/02

asa.com

5
イギリスの大英博物館でゲートキーパーを務める矢島は、大学同級生のジミーからある像の鑑定を頼まれる。 中国の十二支像の龍。香港、中国、スイス、アメリカ…。美術品を介して、軍事力増強を図っているのは一体どの組織なのか?スパイは誰なのか? 何も知らない矢島はスパイ戦に巻き込まれていく。 そして矢島が鑑定の協力を頼んだかつての教え子の段燕霞。 彼女の謎に満ちた生い立ちが、後半ぐいぐいと物語を引っ張りました!そして結末は…!? 前半の難解さと後半のスリリングな展開(笑)壮大でロマン溢れるエンターテイメント!2015/06/26

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