出版社内容情報
もし“何か”をやり直すことができるなら。
『彼が人生のなかで最も輝きを放っている瞬間を、
私はこの目で見ておきたかった。
もう二度と、忘れられないくらい』(本文より)
吉山朗美、二十八歳。
ある日目覚めると、十年前の自分に戻っていて……。
不意打ちのような、放課後のファーストキス――?
数年前に他界した父親との確執――?
それとも――?
なんのために、誰のために、朗美は過去に戻ったのか……!?
間違えてしまったこと、すれ違ってしまったひと……もし、“なにか”をやり直すことができるなら――。
内容説明
吉山朗美、二十八歳。ある日目覚めると、十年前の自分に戻っていて…。『彼が人生のなかで最も輝きを放っている瞬間を、私はこの目で見ておきたかった。もう二度と、忘れられないくらい』。
著者等紹介
柴崎竜人[シバザキリュウト]
1976年、東京都生まれ。小説家、脚本家。慶應義塾大学経済学部卒業。2004年処女作『シャンペイン・キャデラック』で第11回三田文学新人賞を受賞。07年、DREAMS COME TRUEの楽曲をモチーフとした映画『未来予想図』で脚本家としてもデビュー。また作家活動のかたわらコンセプトプランナーとして香水、化粧品などのブランディングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかだ
35
楽しめた。まぁ勝手な思い込みなんだけど表紙とタイトルの感じからミステリーだろうと思っていたら…想定外の少女漫画テイストに驚いた。28歳OLが10年前の自分になっちゃう、強くてニューゲーム。将来大物になる予定の高校生ヴァイオリニストイケメンと、将来落ちぶれちゃう高校生ロックスターイケメンの狭間で揺れる恋愛物語という乙女の妄想感が凄いやつ。結末はあれで良かったのだろうけど。やっぱり良い思い出は綺麗なままで胸に抱いておきたいものだなあ。非常にキュンキュンさせていただきました。2017/06/25
ひろ☆
17
28才の女性が高校生に戻って過去をやり直す。2人のイケメンも出てきて、少女マンガを読んでるよう。慶応卒の今どきの著者が書いているんだけど、書き方が今風でうまいなぁと。2015/07/22
ga-ko
14
すべてがハッピーな、何というのだろう。。今はやりの? でもこの結末でよかったし、それなりにはらはらしたし、きゅんとしたし これを男性が書いていることに関心した。2016/08/10
かごめ
10
タイムスリップ、イケメン男子、シンデレラ、面白くないわけがありません。暑い時に熱いお話だけど、疲れたときには甘いもの、心も求めるのです。2014/07/02
らすかる
8
すごく面白かった!最後は不覚にも目がウルウルしてしまいました。王道すぎるくらいベタな少女漫画な内容なんだけど、ここまで極上シチュエーション持ってこられたら、元女子おばさんでもキュンキュンしちゃいますって!中身28のくせに高校生に翻弄されちゃうロミにイライラしながら素敵なタイムスリップ体験させていただきました。この作品、女子なら絶対必読ではないでしょうか?最後も文句なくよかった!楽しくて楽しくて一気読みでした♪2017/01/11
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- 和書
- 雨上がりの川 幻冬舎文庫