出版社内容情報
再現ドラマ専門の役者、ゴースト本執筆ライター、テレビ局番宣スチールカメラマン、全盛期を過ぎたイラストレーター、青春賛歌ソング専門の役者ら5人の中途半端な男たちのウェルメイドな群像劇。
内容説明
いつか、父になる君へ。5人の男が集い、ある奇跡が起こった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CAFECAFE
3
今まで毎晩外で深酒を煽ってた人が、子供が出来た途端、子煩悩な親バカにコロっと豹変したりする。作詞家、ゴーストライター、役者、イラストレーター、カメラマンと言った特殊な稼業の業界人だったら尚更落差がありそうで。そんな彼等の私生活と、父と息子の距離感が面白かった。どうでもいい歌がゆる~く5人を結び付ける。偶然に任せた着地もまた、抜け感のあるタイトルにぴったり。2010/08/16
調“本”薬局問悶堂
2
新居はまだインターネットが繋がってない。ので、これは6月に読み終わった本。実は間にもう1冊あるが画像が見つからない。 今日は実家に帰って来てるのでとりあえず書けるものだけ。 文章自体が特別上手いとは思わないけど、なんとなくずっと好き。 表紙の感じとかもいいよね。 最後にできた歌の歌詞に泣きそうだった。っていうか泣いた。 《2020年6月 登録》2010/07/02
コウママ
1
図書館で表紙見てあら?鈴木慶一さん?と手に取ったら、忘れてるけど前に読んだ事あるらしい。出てくる5人がゆる〜く繋がっていてエピローグで分かるっていうやつ。軽く読めました。鈴木さん全然関係なかった笑2020/12/15
ゆう
0
表紙の写真がよくて、手に取った。ドラマや映画された映像が浮かんでくるような文体。このへんが、著者の作品が読みやすいといわれるゆえんだろうと思う。ただ文字の上を滑っているようで、物足りなさを感じるけれど。2011/09/30
コウママ
0
はじめは誰が誰だかすぐ分からなくなるし場面転換が多くてなんかややこしかった。でも中盤から慣れて楽しく読めた。2011/03/31