内容説明
「希んだら、あなたの手で殺してくれますか」―イオの放った紡錘の直撃を受け意識を失ったシュイ。傷を負い、目醒めた彼のもとに戻ってきたのはイオではなく“ミンク”だった。二人は果たして別人なのか?衝撃の展開が訪れるシリーズ第三部。翻弄される“兄弟”の運命は?長野まゆみロング・インタヴュー(後篇)付。
著者等紹介
長野まゆみ[ナガノマユミ]
東京都生まれ。88年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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橘
16
難しいながら、この世界観が好きです。1stの世界の続きに戻ってきました。シュイがソレンセンに言った、「希んだら、脳を破壊してくれるんですか。殺してほしいと訴えたら、あなたの手で殺してくれますか。」という言葉が切ないです。この世界の階級がまだよく把握出来ていませんが、続きも楽しみです。2015/05/05
橘
7
シュイ、ソレンセンに思慕よりも強い感情を抱いている気がします。不安定どころじゃない。リュカ一体何したのか。。2021/01/22
ゆゆゆ
7
ソレンセン周辺のことが少しわかってきました。ジャウがシュイやミンクに尽くしているのは何故なのか…。シュイがソレンセンを思う気持ちが切ないです。そんなに好きかぁ…。イオとミンクは別人なのかなど新たな謎も。2013/07/05
波璃子
6
3巻。最初はイオ視点だったのでイオに冷たく当たるシュイがあまり好きになれなかったが、2巻・3巻と読むうちにシュイのよるべなさが好きになった。まったく分からない単語をこういう意味かな、と自分で考えて読み進めるのも楽しい。2018/08/29
冬見
6
「希んだら、脳を破壊してくれるんですか。殺してほしいと訴えたら、あなたの手で殺してくれますか。」 メモを取りながら。シュイがどこまでも苦しい。2014/09/25