内容説明
「どうせ、内地のチームには勝てっこない」沖縄の社会人野球では絶大な人気を誇る4人も、九州大会では常に敗退。だがそんな彼らに先んじて、地元の高校生が初の甲子園出場を果たす。「俺たちはいつからあきらめるようになっていたのか」後輩たちの偉業を前に拭いきれない自責の念…。そこに統治者・米軍から思いもよらぬ指令が届く。「大リーグ、デトロイト・タイガースと対戦せよ」「この一球で決めてみせる」バッターは大リーグ史上最年少で首位打者に輝いたデトロイト・タイガースの主砲、アル・ケーライン。封印されたウチナンチュの活躍を描き出す青春ノンフィクション。
目次
第1章 職域野球
第2章 内地の壁
第3章 プロアマ規定
第4章 秘密と黙認
第5章 琉球ボーイズ
第6章 その後の沖縄野球
著者等紹介
市田実[イチダミノル]
スポーツライター。1964年栃木県生まれ。大学在学中から週刊誌記者となり、卒業後、映画・ビデオ制作会社に勤務した後、フリーランスライターとなる。現在は野球を中心にさまざまなスポーツを精力的に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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