Shogakukan mystery<br> ゴルディオスの結び目

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Shogakukan mystery
ゴルディオスの結び目

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 13X19cm
  • 商品コード 9784093563345
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

軍用ヘリ設計図の翻訳を引き受けたゲオルクは、偶然知り合ったフランソワーズに一目惚れし、共に暮らすようになる。仕事も順調で幸せな日々が続いたが、それは彼女の思いもしない姿を見てしまうまでのことだった…。彼が突きとめた真相とは!?

 恋人に去られ、仕事もなく南フランスで失意の日を送るプロの翻訳者ゲオルクは、運良く舞い込んだ仕事の関係で出逢ったフランソワーズに心を奪われる。偶然にも翻訳事務所を引き継ぎ、軍用ヘリの設計図翻訳という大仕事を受けて、フランソワーズと親密になり、運が向いてきたと思った彼は、ある日、想像もしなかった彼女の行動を発見して動転する。不審な男たちに設計図を強奪されたあげく、トラブルを呼ぶ張本人と目されて南フランスにもいられなくなってしまい、背水の陣に置かれた彼は、忽然と消息を絶った唯一の手がかりフランソワーズを追って、単身ニューヨークに飛ぶ。だがそこで彼を待っていたのは、複雑に絡み合う巨大企業と国家の陰の暗闘だった! 『朗読者』『ゼルプ三部作』の作家が満を持して放つ異色の現代ドイツ・サスペンス小説の傑作! ドイツの江戸川乱歩賞ともいうべきグラウザー賞受賞作!!

内容説明

南フランスで軍用ヘリコプターの設計図翻訳の仕事にありついたゲオルクは、たまたま知り合ったフランソワーズと共に幸せな日々を送る。偶然翻訳事務所を引き継いで運が向いてきたと思った彼は、ある日、想像もしなかったフランソワーズの行動を発見して動転する。不審な男たちに設計図を強奪された彼は、忽然と消息を絶ったフランソワーズの残した唯一の手がかりを追って、単身ニューヨークに飛ぶ。だがそこで彼を待っていたのは、複雑に絡み合う巨大企業と国家の影の暗闇だった!『朗読者』『ゼルプ三部作』の作家が満を持して放つ異色の現代ドイツ・サスペンス小説の傑作。グラウザー賞受賞。

著者等紹介

シュリンク,ベルンハルト[シュリンク,ベルンハルト][Schlink,Bernhard]
1944年ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州のビーレフェルト市郊外で生まれる。後、南西部のハイデルベルクとマンハイムで育つ。現在は法律家としてボンとベルリンに住む。W・ポップとの共作で『ゼルプの裁き』(’87年)を刊行。’89年『ゴルディオスの結び目』(’88年)でドイツの優れたミステリに与えられるグラウザー賞を受賞。’93年『ゼルプの欺瞞』(’92年)でドイツ・ミステリ大賞受賞。’95年の『朗読者』は世界的なベストセラーとなり、ドイツ内外の文学賞を総なめにした

岩淵達治[イワブチタツジ]
1927年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。ミュンヘン大学哲学名誉博士。学習院大学名誉教授。演出家・評論家。翻訳書に『個人訳ブレヒト戯曲全集』全九巻(未来社/第三七回翻訳文化賞、第三回レッシング・ドイツ連邦政府翻訳賞、第七回湯浅芳子賞受賞)ほか。国際演劇協会日本センター専務理事。ドイツ語の演劇・文学を広く日本に紹介した功績で1990年旧東ドイツ諸国民友好銀星勲章、92年オーストリア共和国学問芸術一等十字勲章、96年ドイツ連邦共和国功労一等十字勲章受章
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さや

1
スパイ相手にそんななまっちょろい考えで渡り合えるわけないじゃん!とか、耳慣れない国の名前が多くて誰が誰だか・・・とか集中しきれないまま読んでたら読み終わって、スッキリしない。burn noticeとか見てるからスパイはもっと色々やれるイメージだけど、産業スパイとか、リアルだとこうなのかな~。また別のスパイ物読んだ時に同じ感想抱きそうだから、考えを改めないと。2012/08/16

mimm

0
ハニートラップから始まるVS国家とか産業スパイかーとか思って読み始め。天国から地獄への境遇の落差はスリリングなものの……うん、どうにも馴染めないなぁと思うのは、登場人物にうまく共感できなかったからかな。、まぁ 他国の方だからと、諦め。 ラストはほっと。うまく片づき、もやもやもなく、適度なスリルとハッピーエンドで読んで損はなかったのかな。 他の訳者さんで読んでみたら、もっと楽しめたのかなと、ちらっとね。2014/10/14

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