出版社内容情報
閑古堂秘蔵の古い観光絵葉書が、旅の始まりを告げる。路上観察家でもある著者が、一枚の古絵葉書の場所を訪ねて日本列島を北から南へ、街から街へ、路地から路地へ…。普通の旅行では体験できない不思議な味の旅へご案内。
秘蔵の古?い一枚の観光絵葉書の場所を訪ねて、閑古堂・林丈二が行く。街から街へ、路地から路地へ、日本列島を北から南へ、常人では決して見つけられない“旅のドラマ”を楽しみながらの旅の本??。 まずは雪と寒さ対策が施された犬小屋を発見した北国は小樽から、本書は始まります。 たとえば「青森の狛犬」編??。 この弘前市新寺町稲荷の狐は手拭でほっかむりをしています……渡来の狛犬を狐に進展させた日本人はなかなかすごいし、しかもほっかむりさせた日本人の発想。こういった感覚が今すごく新鮮に感じられ、こんな出会いが旅の楽しみです。 また「吉見百穴のシーボルトは…」編──。 「吉見百穴に行くには、まず向かうのは児玉町の『さざん堂』。私は一日に牛乳を一升飲んでいた乳豪ですから、味はうるさいのですが……その私が愛飲しているのが、この児玉町の牛乳で……等々。 類書は絶対ない! 旅の本です。
内容説明
一枚の古絵葉書の場所を訪ねて閑古堂が行く。街から街へ、路地から路地へ…雪と寒さ対策が施された犬小屋を発見した北国小樽からこの東編は始まった。
目次
行かなきゃもったいない小樽―北海道
秋田、チグハグな旅―秋田
青森の狛犬―青森
つくりもん祭―富山
思いたったが山形―山形
越前の犬と青石―福井
七尾から八尾へ―石川
『会津さざえ堂』ぐるぐる巡り―福島
筑波山麓に波ウサギを追う―茨城
一日銅像巡り―東京〔ほか〕