出版社内容情報
大切な膝にはあなたの人生が乗っています。
歩けなくなるーーこれを怖れる高齢者のなんと多いことだろう。体の関節の中でも最も酷使される膝は、腰と並んで毎日つらい痛みを感じる部位である。膝関節半置換手術の権威・巽一郎医師は、筋肉を傷つけず、関節の半分をわずか6cmだけ切り開く独自の手術法を開発し、膝痛に苦しむ多くの高齢者にとって大きな福音となっている。
しかし巽医師は、すぐに手術はしない。人間の体の回復力を信じていると同時に、人工物の限界をよく知っているからである。
まず、変形性膝関節症を治す・防ぐために簡単にできる3つのことを実行する。3ヵ月を目処として、約半分はこれで手術が不要になる。どうしても痛みが取れない場合には、初めて手術を考える。独自に開発した筋肉を傷つけない手術法は、傷が小さく出血が少ない、術後すぐに歩けて回復が早い、といったメリットがある。膝への不安を懇切丁寧に解説する。
【編集担当からのおすすめ情報】
「国民医サイト」www.kokumini/jp/ オープンしました。
巽 一郎[タツミ イチロウ]
著・文・その他
片寄 斗史子[カタヨセ トシコ]
著・文・その他
内容説明
膝の手術は最後の手段。我慢できない膝の痛みも生活習慣を改めて治す。絶望を希望に変える光明のアドバイス。
目次
対話 巽一郎×片寄斗史子 手術をしなくても膝の痛みがなくなる可能性がある。それでもあなたは手術を選びますか?(膝の痛みを治すには考えかたを変えればいい。;手術をしなくても、痛みがなくなる可能性がある。 ほか)
第1章 立つ・座る・歩く。人間に自由な行動をもたらす膝関節をいかに長寿化させるか。(膝のメカニズムを知る。;膝が痛い、という人へ。 ほか)
第2章 変形性膝関節症の解決策。手術は最後の手段です。保存療法の実践。約半分の方がこの方法で治っています。(体の回復する力に目覚めよ。;膝だけを診る専門施設の立ち上げ。 ほか)
第3章 人工膝関節。残っている軟骨を半分保存する「半置換術」と関節全部を変える「全置換術」。筋肉を切らないで回復を早めます。(自然治癒力を導き出すのも、医師の役割。自然治癒機転を働かせる。 ほか)
著者等紹介
巽一郎[タツミイチロウ]
湘南鎌倉総合病院人工膝関節センター長。1960年、大阪府生まれ。静岡県立薬科大学薬学部卒業後、大阪市立大学医学部に入学。卒業後、同附属病院整形外科入局。やがて整形外科助手に。この間、米国(メイヨー・クリニック)と英国(オックスフォード大学整形外科留学)に学ぶ。人工膝関節手術の常識を変える「筋肉を切らない・傷口の小さい」手術の開発実施、「半置換術」の積極的導入など、手術の負担を軽減し回復を早める。一方で「人工膝関節の置換術は最後の手段」と、「膝関節の保存療法」を提案し患者と挑戦中。06年、湘南鎌倉人工関節センター副院長に就任。10年より現職
片寄斗史子[カタヨセトシコ]
いきいきネット株式会社代表取締役社長。雑誌「いきいき」創刊編集長。1950年島根県生まれ。島根県立女子短期大学卒業後、中日新聞社・婦人生活社等を経て、89年ユーリーグ株式会社設立に参加。取締役副社長。96年直販雑誌「いきいき」創刊編集長。「50代からの生きかた・暮らしかた応援誌」として、高齢社会到来のなか、中高年女性の圧倒的支持を得る。2011年60歳を機に「いきいき」を次世代に手渡し、新たな高齢社会事業に着手する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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