小学館版学習まんが世界の歴史〈１０〉イギリスとフランスの革命

青木 康【監修】/新井 淳也【まんが】/山川出版社【編集協力】

小学館（2018/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 176p／高さ 23cm
• 商品コード 9784092983106
• NDC分類 K209
• Cコード C8322

出版社内容情報

あの歴史教科書の山川出版社が編集協力！！

歴史教科書で有名な山川出版社の編集協力を得て誕生した「学習まんが世界の歴史」です。山川出版社の世界史教科書の著作者に監修者になっていただき、教科書の流れを意識したつくりにすることに成功しました。受験や学校での日々の勉強に十分役に立つ内容になっています。
ただ内容は高校生レベルでも、小学校高学年であれば理解できるようにまんがは構成されています。ひいては、「併読すれば教科書や参考書がわかりやすく・おもしろくなるシリーズ」ということもできるでしょう。
第10巻では､イギリスとフランスの革命を中心に扱っています。

【編集担当からのおすすめ情報】
このシリーズは歴史教科書の山川出版社の協力を得てつくられていますが、まんがの人間ドラマ化が図られているのも大きな特長の一つです。歴史を喜怒哀楽の人間模様の流れととらえて、まんがのシナリオを作成しました。一読していただければ、小学校高学年の方でも高校生レベルの歴史の流れがしぜんと頭に入ると思います。また十分な時代考証を経て、作画などがなされています。その結果、「えっ！」と驚く史実に編集者として数多く遭遇しました。読者のみなさんも、「目からウロコ」の歴史の現実に驚かれることでしょう。

10巻 イギリスとフランスの革命

【巻頭カラー】
・サンキュロット／・変化する一七世紀のイギリス／
・革命前夜のフランス／・深まっていくフランスの革命／
・革命前のフランスが発信した文化

【イギリス革命編】
第1章 暴君と議会
・外国から来た国王／・議会との対立／・国王との対決／
・神の軍隊／王のいない時間

第2章 二回めの革命
・王政の復活／・オランダからの客
〈学習ページ〉 イギリス生まれの啓蒙思想／
海を渡った新しい思想

【フランス革命編】
第3章 マリ=アントワネット
・政略結婚／・首飾り事件

第4章 たそがれの王朝
・火の車／・襲撃バスティーユ／崩れゆく権威
〈学習ページ〉 国民議会の改革

第5章 行き過ぎた革命
・新しい議会／・国王の運命／・革命と独裁

《年表》

新井 淳也［アライ ジュンヤ］
著・文・その他

山川出版社［ヤマカワシュッパンシャ］
編集

門脇 正法［カドワキ マサノリ］
原著

目次

第１章　イギリス革命編―暴君と議会
第２章　イギリス革命編―二回めの革命
第３章　フランス革命編―マリ・アントワネット
第４章　フランス革命編―たそがれの王朝
第５章　フランス革命編―行き過ぎた革命

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ふみあき]

世界史の学習漫画は各社から出ているが、この小学館のシリーズは格段に画が上手いと思う。最近は気味の悪いオタクっぽい絵柄のが多いし（趣味の問題だけど）。もっとも200頁にも満たない紙幅で、ピューリタン革命、名誉革命、フランス革命を描くなんて、どだい無理な話で、これだけ読んで3つの革命を理解するのは、おそらく不可能だろう。独裁者然とした不敵な笑みを浮かべるロベスピエールが、次頁では拳銃片手に憔悴しきっていて、さらに次頁では顎から血を流している（その負傷について特に説明もない）という、なかなかスピーディーな展開。

2024/06/17

[ひほ]

子供向けのだとわかりやすいかなぁと思ったけど、詳しくない分かえってわかりにくいかも。

2021/02/25

[らっそ]

この10巻は登場人物が多すぎて、人間関係が難しかった。明治維新もそうだけど、革命などの混乱期は重要な役割を果たす人物が多く登場する

2020/12/24

[マネコ]

身近ではなく複雑なイギリス・フランス革命の大まかな流れをマンガで理解できる一冊です。多様な視点や登場人物で書かれており、苦手意識がありましたがすんなりと読めました。

2019/08/11

[やま]

ヨーロッパの価値観が大きく変化した時代。歴史の流れについていけなかった者が取り残されていくのですが、歴史の針の振れすぎた面もあります。現代に生きる者にとっては悲しい一面もあります。

2020/06/01