出版社内容情報
《内容》 痴呆の臨床は、その多彩な病態と複雑な対応の仕方によって現在、重大な岐路に立たされている。本書は、長年の著者の経験に基づいて、アルツハイマー病とピック病の鑑別を中心に、その症候を分かりやすく説明するとともに、CD-ROMを供覧して症候の本質を提示する。高齢化とともに増大する痴呆を学ぶ人にとって、願ってもない贈り物といえる。
内容説明
本書では、これまで難解とされてきた痴呆疾患でみられる精神神経症候の症例12例をCD‐ROMで呈示するとともに、その症候が精神神経科学的にどのような意味を持つかをできるだけ平易に、かつ実践的に解説した。そして、この症候学的理解をもとに実際の患者さんのケアに際してのポイントも解説した。
目次
第1章 なぜ今、痴呆の症候学か
第2章 症候学理解のための機能解剖学
第3章 脳機能の解体は言動に反映される
第4章 三位一体の脳からみた痴呆の異常行動
第5章 アルツハイマー病の症候学
第6章 ピック病の症候学
第7章 痴呆のケア
第8章 薬物療法と看護・介護
第9章 おわりに
付録 痴呆の症例集(CD‐ROM解説集)
感想・レビュー
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