アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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アフェイリア国とメイドと最高のウソ

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784092906556
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

水害に立ち向かう少女の冒険と成長の物語

2か月間雨が続くアフェイリア国。この先も天候が回復しないと知った女性最高指導者スプリーマは、「視察」とウソをつき、職務を投げ出して逃亡してしまった。スプリーマの屋敷で働いていた15歳のメイド・グローリアは、妻は戻ってくると信じているスプリーマの夫ミスター・ティモールから、当面の間、首相の影武者をするように命じられる。最初はいやいやだったグローリアだが、視察に出かけ水害に見舞われた市民の惨状やひどい労働環境を目の当たりにするうちに、本当に国を救うためにはどうすればいいのか考えはじめる…。
2度のカーネギー賞、ガーディアン賞、ウィトブッレッド賞、マイケル・L・プリンツ賞受賞、現代最高の英国人児童文学作家が贈る、災害と冒険、成長と再生の物語。

【編集担当からのおすすめ情報】
日本でも数多くの作品が紹介されている、現代最高の英国人児童文学作家ジェラルディン・マコックラン。その最新作は、1920年代の架空の国「アフェイリア国」を舞台に、災害時の大人たちと、それに立ち向かう少女の成長を描いた冒険ミステリー小説です。
あとがきによると、著者は1927年のアメリカで実際に起きた洪水からヒントを得て本作を書いたそうです。その洪水では、政治家の卑劣な行動によって多くの助けられたはずの人たちを助けられなかったといいます。
さらにあとがきには、このような問いが書かれています。
《この本が問いたいのは、「もし同じ状況に置かれたら、あなたはどうするか?」です。さらにこの本がいいたいのは、「なにを信じるかは、慎重に判断しましょう」ということ》
児童向けの小説ですが、大人もドキリとさせられるエピソードが満載の、示唆に富んだ作品です。著者の問いかけを頭の片隅におきながら、主人公グローリアと一緒に冒険していただければ幸いです。

内容説明

2か月間雨が続くアフェイリア国プレスト市。天気回復の見込みはなく、元首のスプリーマは「視察」に出かけて帰ってこない。職務を放りだして逃亡!?―そんな噂を封じるため、スプリーマの夫は、なんと15歳のメイド・グローリアに影武者になるよう命じるが…。

著者等紹介

マコックラン,ジェラルディン[マコックラン,ジェラルディン] [McCaughrean,Geraldine]
1951年、イギリス生まれ。現代を代表する児童文学作家。1988年『不思議を売る男』でカーネギー賞、翌年同作でガーディアン賞、2004年に『世界はおわらない』でウィットブレッド賞、2018年『世界のはての少年』で2度目のカーネギー賞を受賞

大谷真弓[オオタニマユミ]
英米文学翻訳家。愛知県立大学外国語学部フランス学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

75
児童書。YA。ラチャ山脈から続く大河フルカ川の河口に位置するプレスト市は、巨大工場を有するアフェイリア国の首都。大雨が続き未曾有の大洪水で、プレスト市は水没の危機にある。工場の機械を守るために市民は全員工場に閉じ込められ、排水ポンプを動かし続けていた。最高指導者のマダム・スプリーマは市民を見捨て逃げ出して、列車ごと水に流されてしまった。スプリーマの夫は困窮し、メイドのグローリアをスプリーマに変装させる。真実を隠す新聞記事の謎。誰も彼もが保身に走り嘘をつく▽犬のデイジーだけが癒し。2024.1刊2024/03/20

future4227

34
とある国をある日大洪水が襲う。未曾有の自然災害に国のリーダーたちはオロオロするばかり。挙句の果てに最高指導者が真っ先にトンヅラ。事態の混乱を避けるために最高指導者の夫はメイドの15歳の少女グローリアに替え玉を命じる。最高指導者に成りすましながらも、事態の収拾に向けて大人顔負けの決断力、行動力を発揮する少女。自分たちだけが助かればいいと考える大人たち。フェイクニュースを信じて疑わない民衆。集団パニック、暴動。そんな中でも優しい心を失わない人も(犬も)いる。日本も災害の多い国だけに色々と考えさせられる物語。2024/06/25

スプリント

10
日本語だとわかりにくいが言葉遊びがふんだんに取り入れられた児童書。 マダムがあっさりと退場したことが意外。2024/03/30

Mipo

6
アフェイリア国はかつてない洪水の被害にあった。女性最高指導者(スプリーマ)は街から逃亡してしまった。主人公はそのお屋敷でメイドを務める15歳のグローリア。スプリーマの影武者となり政治家たちに指示を出すのだが……。作者は初めて架空の国を舞台に物語をかいたようだが、本作は1920年代にアメリカのミシシッピ川流域で起きた大洪水から着想したようだ。「アフェイリア」は“a failure”に由来するらしいし、本文もなかなかブラックユーモアが効いている。でも悲惨な出来事もファンタジックな物語で味わえば衝撃が和らぐ。2024/07/15

一柳すず子

5
大きな災害を目前にした人々の苦難と闘い。国家元首はコソコソ逃げ出すが影武者になったメイドがまっとうな感覚で現場を動かしていく。悲しい別れを何度も乗り越えたハインツが出会った愛が素敵。デイジー最高。2024/06/02

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