出版社内容情報
土佐藩を飛び出し、自由でスケールの大きい発想で日本の将来を考え、幕末の世の中を変えようとした坂本龍馬の熱き想いと生涯を描きます。
内容説明
『江戸』から『明治』へ…もう、藩と藩が争う時代ではない。『世界の中の日本』をつくろうとして、幕末の世をかけめぐった男の物語。
目次
第1章 泣き虫少年
第2章 目覚める龍馬
第3章 脱藩
第4章 薩長同盟への道
第5章 海援隊
第6章 大政奉還
第7章 龍馬の願い
著者等紹介
川口素生[カワグチスナオ]
歴史研究家。歴史をテーマとした著作の執筆、学習漫画や劇画の時代考証、原作執筆などの分野で活躍中
ながいのりあき[ナガイノリアキ]
『コロコロコミック』でデビュー。1987年、『がんばれ!キッカーズ』で小学館漫画賞受賞。青年誌まで幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
26
あらかわいい龍馬さんだこと。なんだか久しぶりにこの人の話を読み、熱い若者の熱気を懐かしく感じました。決してスマートではないけれど純粋な人って、最近はあまりはやらないのかな。こういう人たちを暗殺してしまうことの浪費を嘆かずにはいられません。墨田もんなのでやっぱりこの時期の人たちでは勝海舟が一番好きなのですが、この愛すべき人物が、娘さんが最初に読む気になった人物マンガの男性だったことが面白いです。2020/12/17
shiho♪
15
これから学校図書館に入れる本。元リサイクル本です。 龍馬の平民を思う心、そして新しい考え方を取り入れる柔軟さに感服する。 幕末乱世、それぞれの大義名分で日本人同士が争ってる場合じゃなく、日本を1つにしたいと東奔西走。根回し力がハンパないですね。 「日本を今一度せんたくいたし申候」今の日本は龍馬にどう映るかな。2023/03/17
りるふぃー
11
『じゃきに』とか、くせになりそうな方言。戦国時代は、戦争したくなくても、流れでしなきゃいけない状況に追い込まれていた部分もあると思う。幕末、西郷隆盛や坂本龍馬、勝海舟が、血を流さないで争いを解決出来たことがあるということは、進化を感じる。色んな考えの人がいて、支配したい人もいて、その中でどうやって和を保って共存していくのか。人間の挑戦は より複雑になり、地球規模になり、現代も続いている。人間が、精神的に進化できるかが問われている。2022/02/03
wasabi
5
【松江市鹿島公民館蔵】幕末の小説やドラマが新たに創作されるたびに、龍馬の人気は高まる。龍馬の時代のオラが国とは、日本ではなくて令制国のこと。龍馬なら土佐国、土州だ。当時、やれ攘夷だ、討幕だと騒いでいる者でさえ、結局は薩摩だの長州だの会津だのとオラが国の利権、主導権を競っている。そんな最中に、国際社会における日本の行方を見据えていたんだから、いくらかの脚色はあったにせよ傑物だ。勝海舟の活眼、そしてその教えを基に、並外れた行動力で我が為すべきを成す。それも30歳の頃にねえ。2016/11/17
みやこ うさぎ
2
絵は苦手だけど、話は分かり易い。坂本龍馬の偉業は子供が読んでもイマイチ分からないのでは・・と思ったり。実際私もそうだった。大人になってから分かる凄さだよなぁ・・。2019/07/20
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