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小学館文庫
七夕の国 〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091961198
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

地に足がついた本格伝奇SF!

平凡な大学生、南丸洋二。就活をひかえながら、のんびりと唯一の特技、念力による穴空けに精出す日々。だが、彼の微細な超能力ははるか、時を超え戦国の世の「丸神の里」と結びついていた!
ごく普通の大学生の日常から、壮大な歴史伝奇SFへと広がっていく高揚感、スケール感は、ちょっと類を見ない物!

主人公ののんびり、ノンポリ感とうらはらに物語は急展開を告げる!

解説、推薦に今、大人気の思想家、内田樹氏を迎えた
岩明均の傑作を文庫で一気にご堪能あれ!

【編集担当からのおすすめ情報】
内田樹氏も面白いと太鼓判!改めてその読み応えを感じます!

第19話 カササギの夢
第20話 マイナスに見える
第21話 進軍
第22話 領主の血
第23話 外からの力
第24話 窓の内側
第25話 攻囲
第26話 カササギからの贈り物(前編)
第27話 カササギからの贈り物(後編)
最終話 祭り

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JACK

14
☆ 超能力者を輩出する丸川町の神官、丸神頼之は強大な力を持つ「手がとどく者」だった。彼の作り出す「球」は人や車やビルさえも消し去る。強い力を持つ者は強い力を求める者を引き寄せてしまう。力を求める政治家の雇った民間軍事会社と警察が丸川町に介入した事で物語は残酷な展開を迎える。千年続く町の祭り、その地の人々を拘束する鎖の様な考え方、何も出来ない無力感。重くて辛い展開の中で、南丸の前向きな考え方に救われます。難しい物語を上手くまとめている印象。さすがです。2024/08/07

はすのこ

7
非常によく練り込まれた短編である。是非とも見てほしい。2016/10/11

本を読むのは寝室派

6
(良作)善悪とは何か、人間のエゴについて考えさせられる、不思議な気持ちになる展開でした。2024/01/07

紫雲寺 篝

6
大規模になる力の行使。収束する物語。ついに登場した丸神先生。この町の行方は……!?表紙を見て、ギャグ漫画と言っても通じそうだな、と思った。それくらい主人公がほっこりしていて、いい立ち位置にいる。物語が収束していく様は圧巻だった。寄生獣でもそうだったが、明確な答えは用意してないし、それでいいと思う。これは町にかかる呪いの物語だったのかな、と思う。悪意か善意か、罹った人は囚われてしまうような。だから、主人公の一件拙い力説は、ちょうど良かったのかも。だいぶ読むのにパワーがいるけれど、面白かった。2016/10/24

たたみ

6
文庫版で全巻読了。構成や設定は非常に完成度が高く、一大叙事詩にしてもおかしくない伝奇SFだが、全体的には脱力系な雰囲気・・・岩明センセのオフビート感!岩明作品にしては珍しく、ヒロインは正統派。ヒドイ目に遭ってないし。2012/05/24

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