出版社内容情報
生還した鳴海に、しろがねが狙われる!!
フェイスレスこと白金は、勝にゲームを提案する。勝利の条件は、2年間、しろがねことエレオノールを護り通すこと。勝はギイに戦い方を学ぶと決め、しろがねに一時の別れを告げる。失意のしろがねの前に現れた加藤鳴海だったが、再会を喜ぶのではなく、ゾナハ病の治療法を聞くために襲いかかってくる。
【編集担当からのおすすめ情報】
藤田和日郎の長編第2弾「からくりサーカス」が、待望の文庫化。各巻にポイントを振り返るコラムを掲載し、複雑な物語をわかりやすく解説していきます。また、カバーを外した表紙には、著者の制作ノートからラフイラストや初期設定画などを本邦初公開! サーカス、人形、からくり……3つのキーワードが、時代を超えて絡まり合う冒険活劇を、余すところなく収録する全22巻、エレオノールを護るゲームがスタートする第15巻の登場です!!
藤田 和日郎[フジタ カズヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさみP
4
卑劣男・フェイスレスが提案する、とても勝てる見込みのないであろう二年ゲーム。大事な人を守る力強いこぶし。己も周りの事も何も知らないまま、人間になる条件という、自分の救いでもあった護る者が自分の胸を離れて呆然とするしろがね。ついにナルミと再会を果たすが、それが『殺し殺され』の関係なのは読んでいて辛過ぎる。これこそ人形悲劇だよ。黒賀村での日常と修行はアニメでバッサリカットされるんだろうなぁ。人形相撲は話の流れを考えて悠長すぎる。あの三姉妹好きだったから活躍する機会あるかな?2018/07/16
k. h
1
黒賀村編スタート。これはこれで面白いけどちょっと幕間感があるかなー。デウステクスマキナを楽しむための序章と思うか。2018/11/10
びー汰
0
戦いの最中、勝の強さを認めたフェイスレスは2年間しろがねを守り続けるというゲームを提案する。それを受けた勝は黒賀村でギイとの修行に励むことに。一方、勝との別れに喪失感を覚えるしろがねの前に、フランシーヌ人形への殺意に満ちた鳴海が現れて…。「もうぼくを、まもってくれなくていいんだよ」(´・ω・`)ようやく鳴海としろがねが再会!と思いきや鳴海が殺意の波動に目覚めちゃってる…。鳴海に情報を与えたクローグ村の生き残りって一体何者なのか…?2019/01/20
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