出版社内容情報
アイヌの孤児・コタンと猛虎・ダンがアイヌの秘宝の謎を追う。だがその背後に宝を横取りしようとする悪の手が迫る。彼らにその宝が渡れば地球は破滅する!?
▼第1話/勇者ダン▼第2話/ボンゴ ●主な登場人物/「勇者ダン」=コタン(アイヌ民族の少年。野生のトラ・ダンの言葉が理解できる) 「ボンゴ」=ボンゴ(アマゾンのジャングルに住む少年。動物たちと会話ができる) ●あらすじ/北海道の山奥の伐採場。ある日、そこで働いているアイヌ民族の男・ゲンは、誤って監視監督を殺してしまう。慌てて妻と子供・コタンを連れて逃げ出すのだが、その途中、倒れた大木の下敷きになって身動きがとれないでいるトラを助ける。そのトラの助けによって、アイヌの家族はなんとか安全な場所へと逃げ切るのだが、トラが目を離したすきに、両親は何者かによって連れさらわれてしまう。コタンとトラは両親を救出すべく追いかけるのだが、その途中地下に眠る神殿らしき場所に迷い込んでしまう。一体ここは…(第1話)。▼世界一大きな川・アマゾンの上流に広がる広大なジャングル。そこにはひとりの少年が住んでいる。彼の名前はボンゴ。どこでどのように生まれたか自分自身も分からないボンゴは、たくさんの動物たちとともに人間たちから森の自然を守っている。ある日、森に鉄の鳥(飛行機)が火を吹いて落ちてきた。慌ててボンゴが駆けつけると、そこは辺り一面火