出版社内容情報
島田謹二(1901年から1993年)比較文学者、英米文学者。
海軍少年が詩歌に目覚めて文学を志してから七十有余年、古今東西の書物を渉猟、仙台、台湾、東京と居を移しながら、文学者や小説家と交友を深めた。世界の文芸に精通し本格的な比較文学・比較文化研究の先駆者となった学究の生涯をたどる。
内容説明
豊饒かつ深遠な文学の森へ。その懐深くに分け入った学究の生涯。
目次
第1章 代表的な著作の周辺
第2章 若き日の英語・英文学修業
第3章 台湾行の決意
第4章 比較文学研究の実践
第5章 若くして美しい学問
第6章 ライフワークの完成へ
著者等紹介
小林信行[コバヤシノブユキ]
1937年生まれ。1962年立教大学文学部英米文学科卒。在学中、島田謹二の比較文学講義を受ける。1968年島田謹二の読書会に参加。以来亡くなるまでの25年間、奔放かつ勤勉な島田の仕事ぶりを間近で見守ってきた。元聖心女子学院高等科教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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