小学館文庫<br> 忍者武芸帳 〈6〉 - 影丸伝

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小学館文庫
忍者武芸帳 〈6〉 - 影丸伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091922069
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

群雄割拠の戦国乱世。天下統一を目指す織田信長に反抗する忍者影丸。神出鬼没の活躍を見せる彼の目的は何か?

▼第1話/根切り▼第2話/影丸見参▼第3話/地摺り螢▼第4話/神隠し▼第5話/処刑▼第6話/御前試合▼第7話/残骸▼第8話/罠(1)▼第9話/罠(2)▼第10話/罠(3)▼第11話/風刃(1)▼第12話/風刃(2)▼第13話/風刃(3)▼第14話/群狼(1)▼第15話/群狼(2)▼第16話/気胸(1)▼第17話/梁山泊(1)▼第18話/梁山泊(2)▼第19話/気胸(2)▼第20話/気胸(3)▼第21話/刺客(1)▼第22話/刺客(2)▼第23話/刺客(3)▼第24話/刺客(4) ●登場人物/結城重太郎(伏影城元城主の一子。父の仇討ちをめざす)。影丸(陰の流れをくむ忍者。一揆を指揮し、信長軍をてこずらせ続けるため深い恨みをかっている)。林崎甚助(重太郎と同じく主膳を仇とする男。仇討ちの旅で悪化していた病気が偶然直る) ●あらすじ/信長の御前試合に重太郎が飛び入りし、そこで明美と再会する。その場で重太郎は光秀との真剣試合を願い出るが、さらにそこに飛び入りしてきたのは同じ仇を持つ男、甚助だった。信長は二人に、影丸の首をとってきた者にその権利を与えるという(第6話)。▼一揆で親をなくした孤児たちが集まって、村を襲い、荒し回るようになった。ある日、見

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんすけ

13
信長や光秀たちによって民百姓が無残に殺されていく。信長らの天下取りには民百姓の一揆が邪魔なものだったからだ。 たとえ一揆に加担していなくとも、可能性があるとみれば惨殺されている。そのために親を失った孤児たちも増える結果となってしまった。 惨殺の場面があまりにもリアルで読むのが耐えがたくなることもある。そのために60年前の当時、その描写を非難する投書がかなりあったのを憶えている。 それに対し白土は「僕は真実しか書けない」と答えていたのが印象的だった。 2020/12/25

コリエル

4
戦災孤児を通して児童教育の大切さを説く白土三平。それはそれとして奇跡の復活を遂げた甚助だが、敵討ちに呪われた人生は結局幸せなものとはなれない模様。2021/11/06

Hiroki Nishizumi

2
権力への怒りが感じられる巻。根切り、罠など読者は感情をそちらに持っていかざるを得ない。群狼・梁山泊あたりの描写は後作を彷彿させるに十分だ。2014/01/03

狂人29号

0
信長の野望。重太郎の復活。甚助の再生。光あれば、影あり。主要人物の死。画風とともに、物語は、厳しいまでの暗鬱を纏う。2014/06/10

santana01

0
ひたすら陰惨な第六巻。信長の「根切り」により女子供の容赦なく壊滅させられた長島の一揆軍。戦乱が生んだ孤児の群れは生き残るために自らを狼と化す。倫理や道徳は一片の食べものの前では何の役にも立たない。一時の幸せを得たかに見えた重太郎と明美も信長の策略の前に引き裂かれ、あろうことか明美に死が訪れる。欺かれて影丸への復讐を誓う重太郎、健康を得て再び仇討ちの旅を続ける甚助。ようやくすべての駒が出揃ってきた感がある。殺戮の描写は思わず目を背けたくなるものだが、淡々と感情を排してある分、静かに語りかけてくるものがある。2013/02/22

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