出版社内容情報
酒とバットをひっさげて、一球に命を燃やす景浦安武の野球人生。あらゆる世代を魅了する超ベストセラー。
▼第1話/古兵酒(ふるつわものざけ)▼第2話/酉(とり)の鳥▼第3話/人生遅すぎることはない▼第4話/11年目のジンクス▼第5話/めざせ世界一!▼第6話/鬼酒(おにざけ)▼第7話/獅子16▼第8話/つばめの夢▼第9話/ハマのあぶさん●主な登場人物/景浦安武(通称あぶ。ソフトバンクホークスの選手で、大酒飲み)●あらすじ/故障続きのため、選手生命すら心配されていたホークスの主砲・松中信彦を見事に復活させ、さらには三冠王を取るまでに導いたフリーの敏腕トレーナー・島袋裕二。あぶの驚くべき体質の謎を探ろうと目論む島袋は、芝温泉へオーバーホールに向かうあぶを尾行するが…!?(第1話)▼189cmの長身でありながらも抜群の守備力を誇り、守備率9割9分7厘というプロ野球記録を保持する名内野手・鳥越裕介。その長身に不似合いなほどにバットを短く持つことでも有名な彼が、なんと“物干し竿”といわれるほどに長いバットを愛用するあぶに合同自主トレを願い出てきた。福岡ドームを2日間借りて行なわれた2人の自主トレ、プロ12年目・鳥越はプロ33年目・あぶとの特訓で何を得る…!?(第2話)●本巻の特徴/プロ野球改革元年。16年の歴史を閉じたダイエーホークスは、「世界一」を目指す
鬼酒
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
203
あぶさんの第84巻は、遂にソフトバンクホークスのユニフォームの姿が初お披露目ですね。あぶさんは現役33年目で2005年から始まった交流戦でも生き生きと活躍し絶好調で順風満帆ですね。『人生遅すぎることはない』33歳プロ11年目の鳥越選手は景浦に自主トレを一緒にして下さいと願い出てOKされ景浦の奨めで物干し竿バットに挑戦する。鳥越はキャンプでも使い続けるが結果を出せない。だがオープン戦に突入して古巣の中日を相手に今季初めて打席で普通のバットに戻すとフェンス直撃の2塁打を打ち自身でもいけるという手応えを感じる。2022/07/01
やいとや
2
ソフトバンクホークス誕生。孫の大風呂敷が「如何にも」という感じで面白い。それが実現しない感じもまた(笑)。あの頃球団の名前ってコロコロ変わってたから、それが普通だと思ってたけど、これ以降変化無いまま来ているので、あの時代が過渡期というか異常な時代だったのだな、と思わず遠い目。2019/07/24
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