出版社内容情報
元・銀行マンの赤木旬太郎は妻の実家の築地の仲卸の名店『魚辰』の三代目を継ぐことになったが、そこは素人。旬太郎の悪戦苦闘が始まった。
▼第1話/築地のおでん(前編)▼第2話/築地のおでん(後編)▼第3話/マグロ屋にないマグロ(前編)▼第4話/マグロ屋にないマグロ(後編)▼第5話/バカガイの親勝り(前編)▼第6話/バカガイの親勝り(後編)▼第7話/未来のアナゴ(前編)▼第8話/未来のアナゴ(後編)●主な登場人物/赤木旬太郎(元・銀行マン。妻の実家、築地魚河岸の仲卸『魚辰』の三代目を継ぐことに…)、拓也(『魚辰』に入って3年目。素人の三代目をいろいろ助けてくれる)、英二(『魚辰』を実質的に仕切る男。魚の目利きは超一流)、雅(『魚辰』6年目。仕事がおもしろく、素人の三代目がおもしろくない?)、エリ(お帳場さんと呼ばれる経理担当。フグが好き)●あらすじ/三代目の銀行員時代の後輩・山田が、『魚辰』へ相談にやってきた。合併により地方銀行から人員が集まり、チーフになった山田は懇親のため「おでん会」を企画したのだが、出身地や年齢で好みのタネに違いがあり、困っているのだという。博多出身で、関東で好まれる「魚のスジ」を知らない山田のために、三代目はある店へ…(第1話)。●本巻の特徴/築地ならではの「おでん」に、珍しいアナゴ料理、安くて美味しいマグロとくれば…魚好きならず
築地のおでん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シーナ@食べ物漫画好き
1
13冊目 練り物が主役のおでん。マグロ編、メジ鮪の刺身。青柳と小柱、雅とエリさん。小柱の板ごと一気喰い、バカ貝の丸茹で。穴子料理屋のコース、穴子薄造り・白焼きを葱塩で・穴子柳川鍋…どれも秀逸。のれそれと穴子の保護、先のメジ鮪も保護すべきな気もする。2017/11/22
阿輸迦
1
いい大人がおでん種のことくらいで、仲間割れすること無いだろ。この辺のノリは、「美味しんぼ」と同じだな。「築地のおでん」、一度食べてみたいものだ。おでん種の「魚のスジ」って食べたことない。本当のはんぺんは、さめと卵白だけで作るんだ。知らなかった。アナゴの血にはタンパク毒があるので、アナゴは普通刺身では食べないんだ。あおやぎとバガガイって、同じ貝なんだ。2014/04/21