出版社内容情報
●あらすじ/夏の甲子園大会県予選、準決勝第一試合。五回裏、9点リードの益田川高校は、無死一・二塁で4番の中西が打席に。霞高は先発の都並に代わって光一がマウンドに上がるが、打ち取るピッチングが通用しない。だがその時、球場に氷介が現れ、光一に真実を告げる。肩が完治していることを知り、剛速球を取り戻した光一。霞高ナインの反撃が始まる!!(第1話) ●本巻の特徴/決勝で宿敵・浜野学園と対戦する霞高ナイン。完全に復調した光一は、1回表に自らのソロホームランで早くも先制する。だが4回裏、浜野学園の主砲・菊池のツーランで逆転されてしまう。浜野学園のエース・沢木は波に乗り、反撃の糸口もつかめない。この試合の行方は…? 高校を卒業し、それぞれの道を歩む光一たちの姿も描かれる最終巻。●その他の登場人物/健太(雪と氷介の子供。光一を兄のように慕っている)、梶(氷介の元チームメイトで、現在は居酒屋経営&野球部監督)、神崎瞳(マネージャー。光一に好意を寄せている)、小宮弘志(キャッチャー。中学時代からの光一のチームメイト)、池内(益田川高校の1年生エース。光一、小宮の中学時代の後輩。光一に憧れ、目標としてきた)、沼田源一郎(霞高教師。野球部部長。光一、氷介の良き理解者)
原 秀則[ハラ ヒデノリ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
洪七公
2
読了2002/03/30
水面頼光
0
第1巻の発行が1999年。当時流行っていた特定のスポーツを題材とした青春ドラマもの。なので野球よりも主人公たちのドラマに重きをおいている。話の作り方がとても上手い。一度読み出すと一気に最後まで読ませてしまうストーリー性の高さは凄い。全体を通していつ死んでもおかしくない氷介の存在が非常にドラマを盛り上げた。氷介には助演男優賞を送りたい。このタイプのドラマでバッドエンドになると、非常に後味が悪くなるのだが、最後はハッピーエンドでとても良かった。面白かった。2015/01/21