出版社内容情報
妹が生まれ切ない思いをするまな。お姉さんになった切なさと母の愛を再確認することでそれを乗り越える子どもの姿を描く感動作。
妹の世話で忙しいまなのお母さん。絵本を読んでと言っても「あとでね」、まなが妹を泣かせてしまうと「お姉さんなんだから」と叱られ…。お姉さんになったことで感じる切なさと、母の愛を再確認することでそれを乗り越える子どもの姿を描く感動絵本。
【著者紹介】
1982年長野県生まれ。多摩美術大学卒。主な絵本に「わたしのくつ」「おかしのくにのバレリーナ」ほか。
内容説明
妹のちいちゃんの世話で忙しいお母さん。まなが「えほんよんで」と言っても「ちょっとまっててね」しかたなくひとりで遊んでいたまながちいちゃんを泣かせてしまうと…下の子が生まれてさみしい思いをしているおねえちゃん・おにいちゃんに読んであげたい絵本。
著者等紹介
まるやまあやこ[マルヤマアヤコ]
1982年長野県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。2007年に『たんぽぽのふね』(新風舎)で絵本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆか
39
お気に入りさんの感想を読んで。すごく良かったです。絵がとても可愛い。折り紙をぐちゃぐちゃにしちゃうちいちゃん。我が家でも、次男が英語の宿題でアルファベットのカルタをやっているそばから、末っ子がはいはいで突進してきてカルタを口に入れたことを懐かしく思い出しました。我が家は、年が離れていたので、二人の兄は、妹に甘かったけど。(甘いのは今も続いている)手紙の字が、いかにも小さい子が書いている感じなのも良い。ちょっと待ってては、今でも使ってしまう言葉です。今も横で、一緒にゲームやろうと、いわれ「ちょっと待ってて」2016/01/07
♪みどりpiyopiyo♪
21
❄️2017/02/03
たーちゃん
20
息子は「良かったね、お家に帰れて」と言っていました。2023/02/11
ツキノ
17
下の子が生まれたおねえちゃんの気持ちがいたく伝わってくる。しかし1歳にならない子がいて、ごはんも作って、となると、やっぱり「待っててね」と言うしかなかったり。ただ怒るときに「おねえちゃんなんだから」は禁句なのよね。家出を決意したまなちゃんの表情がかわいい。妹にぐちゃぐちゃにされた折り紙がおかあさんとの仲直りに使われているのも素敵。裏表紙の姉妹の様子も。きょうだいの上の子の気持ちに寄り添う本はいくつかあるけれど(ただいま探求中。何かあったら教えてください)これも傑作。2015/06/06
みよちゃん
14
下の子にお母さんを取られた様な気持ちがよく表現されて、娘のことを思い出した。その娘も二児の母。教育問題でお悩み中、私の助言は邪魔らしい。この女の子の母親の様に笑顔になってくれるのを待っている。2021/04/22