• ポイントキャンペーン

サッカーマティクス―数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 411p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334979331
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0041

出版社内容情報

「集団挙動」研究を用いて、サッカーのあらゆる側面に潜む「数学的パターン」を発見・分析。勝利の方程式を明かす。

内容説明

バルセロナのフォーメーションはなぜ数学的に美しいのか。イブラヒモビッチのオーバーヘッドは何が凄い?勝ち点はどうして3なのか?数学者はブックメーカー(賭け屋)に勝てるか?etc.サッカーのあらゆる「数学的パターン」を発見・分析し、プレイと観戦に新たな視点を与える話題作。香川、岡崎の動きを分析した日本版特別序文も収録!

目次

1 ピッチから(数学でサッカーの試合結果を予測できるか?;バルセロナと粘菌の隠れた共通点;パスの「流れ」を解明する;統計だけが知っている選手の本当のすごさ;イブラヒモビッチのロケット科学)
2 ベンチから(サッカーを劇的に面白くした勝ち点3の魔法;戦術マップが暴くチームの個性;部分の総和を上回る超チーム力;「動き」の世界を数学する)
3 観客席から(君は1人じゃない―群集の科学;みんなの意見は本当に正しい?;自腹でブックメーカーに挑んでみた;挑戦の結果はいかに)

著者等紹介

サンプター,デイヴィッド[サンプター,デイヴィッド] [Sumpter,David]
ロンドン生まれ、スコットランド育ちの数学者。マンチェスター大学で数学の博士号を取得。オックスフォード大学とケンブリッジ大学で研究職に就いた後、スウェーデンに移り、現在ウプサラ大学の応用数学の教授。世界各地で、伝書鳩の飛び方、拍手の伝染、アリや魚の群れの動きなどの生物学的・社会学的現象を数学的に分析する研究に携わり、日本でも北海道大学の中垣俊之らと粘菌のネットワークについて共同研究した

千葉敏生[チバトシオ]
翻訳家。1979年横浜市生まれ。早稲田大学理工学部数理科学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

30
ロンドン生まれのウプサラ大(スウェーデン)応用数学教授ディヴィッド・サンプター2016年著作訳本。数学的にサッカーを思考する著作で非常に興味深かった。勝ち点3から期待値で有用な基本戦略を考察,或いはパス成功頻度で相手チーム性格を把握し戦略を立てることが記されている(パスルートで複数ルートが有ると勝ちやすい)。勝ちに行くことと引き分け目指すことを相手により使い分けることが、前提有るが期待値が高いらしい。現実的にも欧州トップチームは既に博士号有するデータ解析アナリストにより数学的アプローチがなされているらしい2022/12/27

ゲオルギオ・ハーン

23
タイトルからすると『OPTA』のデータで強豪チームを分析したり、プロチームのアナライザーみたいなことをするように見えるが、内容的にはサッカー好きの数学者の考察といったもの。サッカー選手たちの技術のスゴさの分析、シーズンを彩る大一番で起きたことの数学的解釈、どう賭けると儲かるのか理論と検証という視点は取っつきやすいと思いました。一方で戦術の本を読んでいると考察する要素(5レーンやオフ・ザ・ボールの動き、パスの速度など)が抜けているため、勝敗分析がどうしても結果論的な印象が強いものになっている。2022/04/30

ヒダン

19
著者は応用数学の研究者であり、リバプールファンでもある。バルセロナの話もあるが、概ねプレミアリーグからネタをとってきているのでビッグ6ファンは細かいところまで楽しめる。サッカーと見せかけて応用数学の話ばかりしているので、サッカーに期待しているともやもやするかも。でも「パート2ベンチから」はリーダーシップや超中心選手についての興味深い観点を数学的に裏付けられているものとして提示していて面白かった。2017/11/08

やまねっと

14
最後までしょうもない本だった。数学というよりか算数程度の考察しかなされていない。 結局最後はサッカーくじに関することで儲けることなく終わってしまった。 もっとサッカーに関する本で面白い本はいくらでもあるが、この本はその中に入らないから、買って読んでも時間がもったいないからお勧めできません。 近代サッカーもだんだんビッグデータで色々と統計がとられてきてはいるが、それがサッカーの面白さに繋がっていない。 あとがきで結局ルールが簡単だから面白いと言っているのに算数を持ち込んでも分析の仕方が間違っているのだ。2024/09/08

Mark X Japan

9
まずまず、楽しく読めました。もう一歩踏み込んで欲しいところが少なからずありましたが、今後の課題なのかサッカーマティクスの限界なのか分かりません。数学とサッカーを結びつけた功績は評価できます。☆:3.52022/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11989235
  • ご注意事項

最近チェックした商品