出版社内容情報
電波の届く日は来るのか…異色の恋、完結。
バイト先での振る舞いも少しずつサマになってきた
主人公の伊賀くん(23)ですが、
一目惚れした職場の先輩・白川さん(24)との関係は
一向に好転する気配を見せない…。
そんなある日、白川さんが酔ったお客からセクハラを受け
思わず突き飛ばしてしまうという事件が起きる。
一切の言い訳をせず、潔く処分を受けようとする白川さん。
目撃者がいなかったこともあり、
常日頃から「圏外」の立場を貫く彼女を
かばってくれそうな同僚はいない…。
ただ一人、伊賀くんだけが
彼女が洩らした当時の状況を信じて
店長に「正当防衛」を主張するものの、
余計なことをしてくれるな!と
白川さんにキレられてしまう始末で…。
ひたすら愚直にぶつかり続ける伊賀くんに
はたして明るい未来は来るのだろうか??
【編集担当からのおすすめ情報】
「一般的なストライクゾーン」からは大きく外れたヒロインに
たまたま惚れてしまったがゆえに
イバラの道を歩み続ける主人公--
『月刊!スピリッツ』誌上で2年半にわたり連載された
"圧倒的に進展のない恋物語"も本巻にて完結。
何者にも縛られず、孤高を貫き続ける白川さんと
そんな彼女に正面から切り込み続ける伊賀くんの関係に
変化は起こるのか? 起こるとすればどんな変化が…?
「集団と孤独」「偽善と悪意」「普通と異常」を鮮やかに描き出した
新人作家による初連載…その結末に注目してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
11
人間嫌いな白川さんにアタックし続けるも、やはり心を開かない白川さん。熱く真面目な伊賀君の言動が少しずつ、白河さんの心をつかむ。何やかやで、付き合うことになった二人。エレファントマンの映画を観て「ただ感激したんです。こんなに美しい女性に優しく接して貰った事がなくて・・」という台詞に感動した伊賀君が白川さんに伝えると「仲間がいるって感じが良いよね」と答えた白河さん。やっぱり、仲間が欲しかったんだね。本当に素晴らしい作品でした。2022/03/13
aoneko
11
ある種あっさりした仕舞い方がこのマンガらしくて好かったし、底知れなさがそっちだったのは個人的にはあたらしかったのと、白川さんサイドにへんな理由付けも無くかつそのキャラクタのまま描ききられていたのもよかった。2014/10/23
RE:PIRO
7
あーあ。終わっちゃった。凄い好きな作品だったのに。こーゆー「好きってなに?付き合うって必要なの?」って思ってるひと、自己を過小評価し過ぎてるひとって世の中に確かにいて、何故だかそんなひとを好きなひとも確かにいて、台風みたいにぐるぐる振り回される日々ってーのがものすごくリアルな話です。2014/09/02
sskitto0504
5
よくまあ伊賀はここまで来れたなと…よく頑張りました…変にくっつくわけでもないこの終わり方はとても良かったです。2015/09/04
きのと
2
まぁ映画好きの人が書きそうな内容って感じかな。どうでもいいけどなんで洋画ってクソダサでイミフな邦題付けるんかね2020/05/24