出版社内容情報
▼第1?5話『星がりません勝つまでは』●登場人物/片岡俊彦(70歳。元外交官。息子が事業に失敗したために全財産を失い、出身地の老人ホームに)、富田静枝(片岡の国民学校時代のマドンナだった。初期の老人性痴呆症)、後藤完治(片岡の国民学校での同級生。老人ホームで再会した昔のいじめっ子)●あらすじ/元外交官で、超エリート人生を歩んできた片岡は、70歳になり、家庭の事情から老人ホームに入ることになった。片岡が選んだのは、中学生のころまで住んでいた地方都市にある、庶民的なホーム。そこには、国民学校時代のマドンナ・富田静枝も入園していた。痴呆の始まっている静枝に対し、かつての同級生だと名乗った片岡だが……(第1話)。▼第6?9話『星に祈りを』●登場人物/倉品(恐喝をなりわいとする自称ジャーナリスト)、ドジ子(自殺未遂者。倉品に助けられるも記憶を失う)●あらすじ/自称ジャーナリストの倉品は、政治家の周囲をかぎ回り、ネタを拾ってゆすりを行っている。ある夜、倉品の会社に数人の男たちが押し入り、建設会社の重要メモを渡すよう要求。倉品はメモを渡すもニッパーで指を切断される。友人の診療所に駆け込むが切断された指はつながらず、飲んだくれて帰る倉品は、雨の中で首を吊っている女を発見し……(第6話)。●本巻の特徴/老人ホームに入った男を、様々な出会いが待つ!! 男の恋の結末は……!?
弘兼 憲史[ヒロカネ ケンシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
31
レンタル。キーワード「高齢者養護施設」「外務報償費」「ゴロツキ」。このシリーズも別離のシーンが多い。愛があったら20年は待てますね。2019/06/02
fumikaze
7
こういう老人ホームのような施設で、自分の出来ることをしながら、他の人達を介護し、色んな人の死を看取る生活は私には合っているかもしれない。ただし、動物達と一緒に暮らすことが出来れば、という条件付きだけど。私は何かの役に立つことが、自分の存在の励みになる気がする。2018/04/13
fumikaze
2
漫画「黄昏流星群17」。これも表紙を見て未読だと思ったのだが、読んでみたら既に読んだ内容だった。汚い世の中も上手に渡ってきた中高年の男女が、恋をきっかけに自分の心の中の純な部分に気付きそれを全うしようとする(人生の再出発)。というのは、なんか都合が良すぎるというか、現実的でない気もする。でも作者はそういうのを描きたいのだろうし、読む方も漫画の世界ではそういう気分に浸りたいということか。私も、つい買ってしまってるし...。2017/07/13
満月-ya
0
★★★☆☆2013/10/15
kinoko
0
団塊世代の人にオススメ2010/11/07
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- 和書
- 恐怖の灯台