出版社内容情報
不思議な力をもつ南丸洋二は、その能力によって自らのルーツ「丸神の里」へ導かれる。七夕に特別の祭りを行なうというその地で洋二を待ち受けているのは!?
▼第22話/領主の血▼第23話/外からの力▼第24話/窓の内側▼第25話/攻囲▼第26話/カササギからの贈り物(前編)▼第27話/カササギからの贈り物(後編)▼最終話/祭り●登場人物/南丸洋二(超能力を持つ大学生で、超能力一族・丸神家の末裔。通称ナンマル)、丸神正美(南丸の通う大学の教授。南丸を呼び出した後、行方不明となる)、江見早百合(大学講師。丸神教授の研究を手伝っていたが、教授の失踪後、ゼミを開き“丸神の里”の謎を探る)、丸神頼之(“丸神の里”から離れて、闇の権力者と手を組んだ「窓をひらき」かつ「手がとどく者」)、東丸隆三(現在の「丸神の里」の長。東丸幸子の大伯父)、東丸高志(自分が持つ超能力を金儲けに利用するために、「丸神の里」を飛び出した“手がとどく者”)、東丸幸子(“窓をひらいた者”。兄・高志の危険な行動に不安を抱いている)●あらすじ/“窓を開く”能力を悪用し、暴走し始めた丸神頼之。事態を重く見た南丸たち丸神ゼミの一行は、丸川町の町民たちと善後策を練るため、再び丸神の里を訪れる。期を同じくして、頼之も高志を連れて東丸の本家に現れる。里を巡る運命が、激しく展開し始めた……(第22話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
58
130冊目『七夕の国 4』(岩明均 著、1999年4月、小学館)※デジタル版 千年にも渡って繰り返されてきた「七夕」の物語、これにて完結。面白かったのだが、謎解きをほぼ全て怒涛のような説明台詞で片づけてしまった点はいただけない。クライマックスも駆け足で、なんだか無理やり終わらせたような印象を受けた。 主人公が最後まで物語の外部に居続け、それでいて主人公としての役割を上手く果たしている点に、この作品のユニークさがあるように思う。 〈広すぎて 広すぎて! そうじすんのだって 大変なんだぞ‼︎〉 2024/10/11
Mc6ρ助
17
「ヒストリエ」がこのあとなかなか読めそうもないのに業を煮やして、マンガアプリ無料公開の第一巻に手を出したのが運の尽き、買ってしまいました2〜4巻。しっかり岩明均品質だとは思う。「ヒストリエ」喪失(気が早い!?)の間隙を埋めることは能わずだが、もちろん読んで損はない良作SFでありました。2024/07/09
Dai(ダイ)
17
伝奇物が面白いのは、ありそうだなと感じるかどうか。もう少し古代遺跡であるとかなにかの伝承によるそれらしいものがあれば、もっと楽しめたのかも。2018/09/03
かおりっくま
10
ああ!面白い!何度よんでも面白い!伝記SFをコンパクトにぎゅぎゅっと(≧▽≦)2017/11/07
山田太郎
6
よくわからんけど、ハッピーエンドですね2010/09/26
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