出版社内容情報
香山雄太郎は、ロビンズの4番を打つプロ野球選手。こよなく野球を愛する彼を中心に展開するロマンチックストーリー!!
▼第1話/子豚と勲章▼第2話/また逢う日まで▼第3話/自主トレに行こう▼第4話/ビッグ・スクープ▼第5話/車中会議▼第6話/南の国から▼第7話/桜島グッバイロード▼第8話/雄太郎、南国球場に現る▼第9話/丘の上の家▼第10話/前途多難●登場人物/香山雄太郎(プロ野球チーム、ロビンズの選手)、香山リカ(香山雄太郎の妻、資産家・万里小路家の3女でロビンズのオーナーは叔父にあたる)●あらすじ/ロビンズのOB長淵博が文化勲章を受章することになり、香山たちロビンズの面々もその記念パーティに出席した。長淵は戦後まもないプロ野球界で活躍したスーパースターで、現役引退後も監督としてリーグ7連覇を達成していたが、いまでは野球人というよりも政治家や銀行家、文化人に囲まれるVIPのひとりになっていた。だが、パーティの次の日に出席した講演会会場で長淵は、客席に座る人々がスタジアムを埋める観客に見えてしまうのだった。講演会の後、長淵がスタジアムを足を向けると、そこに香山がいた。名選手だった昔の思い出を力を込めて語る香山を見ているうちに、長淵は自分が昔は野球選手だったことを思い出す(第1話)。▼香山が自主トレに励んでいるころ、ロビンズのオ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
6
マンガワン全巻一気読み。この巻で展開が変わり(途中までテレビの企画であんなカラオケ大会やってるというのに…)いきなり雄太郎がトレードに出される。ロビンスは身売り、監督交代、チームの中軸入れ替えで雄太郎は追い出されたのだ。いきなりハードモード。阪急と南海の身売りが88年だから、連載当時は読者にとって、元ネタの記憶がまだ残っていたことだろう。2020/10/05
santiago
2
主人公にトレードの話が持ち上がるというのは別の野球漫画(あぶさん等)でもあったけど、本当に放出されてしまう展開を読んだのは、この「愛しのバットマン」が初めてだった。今ではもう既に2回も主人公が移籍している「グラゼニ」があるけど、実は本作こそが嚆矢?2022/04/02