出版社内容情報
酒とバットをひっさげて一打席に命を燃やす景浦安武の代打屋人生。あらゆる世代を魅了する超ベストセラー。
▼第1話/父の日▼第2話/相合傘▼第3話/笹の葉サラサラ▼第4話/景を慕いて▼第5話/隠し球▼第6話/酒の店▼/第7話/一期一会▼第8話/不発▼第9話/どん亀の恋●登場人物/景浦安武(通称あぶ。南海ホークスの選手で大酒飲み)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」店主)●あらすじ/父の日に、大阪球場で行なわれた南海対ロッテ戦。始球式に登場したあぶの息子・景虎は4歳ながら見事な投球を見せ、球場は大歓声に包まれた。あぶは息子の成長ぶりに目を見張る(第1話)。▼「景浦が打つとチームが負ける」というジンクスに悩まされるあぶとホークス。そんなある日、あぶは平和台球場の観客席に座っていた一組の老夫婦から珍しい酒を贈られる(第2話)。●本巻の特徴/優勝争いから脱落したホークスにとって、唯一の話題といえばあぶと落合のホームラン王争いだけ(第8話)。かつて落合にホームラン王をさらわれたあぶだけに、なんとか借りを返したいところだ。●その他の登場キャラクター/西武ライオンズ・清原(第4話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
206
あぶさんの第36巻は、まあとにかくネタが尽きずに面白い話が次々に続くなと感心しますし、水島先生も心から楽しんで書かれておられたのだなあと思えますね。『父の日』6月15日の大阪球場の南海-ロッテ戦の試合前にまだ4歳半の息子・景虎が始球式で出てきて話を聞いていなかったあぶさんが驚く。景虎くんは審判がプレートから半分の場所から投げなさいと言われたのにプロと同じ場所から投げると言って譲らず大きく振り被って左腕で投げると緩い球ながらもキャッチャーに届いて打者が感心し振るのを忘れる。試合で景浦は先制2ランHRを打つ。2022/03/22
v&b
4
清原の初々しさ。実際に爽やかだった記憶が。時代の移り変わり。小心と繊細は裏表。2015/03/25
洪七公
3
既読本1993/01/06
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