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出版社内容情報
デビュー作『ルルとミミ』から、小学館漫画賞受賞作『11人いる!』まで、永遠に輝き続ける萩尾ロマンの金字塔、全17巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
49
高校生の頃、友達が貸してくれて、衝撃を受けた作品。センター試験終了後、二次試験前という、勉強しろよ!な時期だったけど、数日間帰り道ずっとこの作品の事話しながら下校してたな~。でも、何に感動したのかすっかり忘れてしまってて、上巻読んでもまだ思い出せない(笑)ドイツのギムナジウムが舞台。誰からも愛されたトーマが自殺し、トーマそっくりな転校生・エーリクがやってきて、動き出す物語。最近、中・高時代に読んでいた本や漫画が凄く気になる。再読すると当時の感情が蘇ったり、また違う事に気づけたり…しばらくブームは続きそう。2017/11/19
海恵 ふきる
13
これを読んだ女子校あがりの友達が全員口を揃えて褒めるので、そんなにいいのかと思って読んでみた。読んでわかった。なるほど、こんなに惹き込まれる漫画は他に無い。少しでも、無意識に触れてしまってもさりさりともろく崩れるガラスのような少年たちの危ういこころが、繊細で耽美的なタッチで、丁寧な筆致で描かれている。あまりにも真っ直ぐな故に残酷な、少年たちの甘やかな青春。まるでミルクの霧で窒息するような。2018/11/12
まふぃん
8
萩尾望都さんでは一番好きな作品。これで、ギムナジウムの存在を知った。少年たちの繊細な感情が流込んでくる。2020/01/09
瑪瑙(サードニックス)
3
初めて読んだ望都様の作品が『トーマの心臓』だった。その表題の異様さにいったいどんな意味が込められているのだろう?と思った。当時は自分よりも年上のユーリ達の学校生活を見て、自分もその年齢になったら、あんな風に知的な会話をするのかな?とか、あんな風に学校生活を楽しむのかな?と思っていた。実際はそうはならなかったけれども。人が人を好きになること。まっすぐに向かっていくエーリクの思い。密かに見守るオスカーの思い。ユーリのトーマへの思い。各々の思いがどこに向かうのかは次巻に続く。2012/07/30
檸檬まあこ
1
トーマは自殺か事故かと最近まで議論されてきたけれど、自殺と断定。最初はゲームだった恋があんな悲劇を産み出すとは。ユーリが可哀想な気がするが自業自得だったりする。恋愛に対するユーリの鈍感さは異常。トーマと顔が似ているだけなのにエーリクへの逆恨みに戦慄してしまう。2012/06/29
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