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出版社内容情報
中学3年生の春。桜の下に埋まっている柴田を見つけた。一緒に映画を鑑賞し、柴田と友情を深めていく。そんな中、文化祭の展示作品として映画を撮ることになったのだが…。柴田を知る人は、校内に誰もいなかった…。誰も知らないシバタを知って、世界の全てがシバタとなる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
20
「だったら主役は僕じゃない⋯佐藤君がヒーローで・僕は悪役だ」。読み友さんの感想とネット記事から。存在感が無いと無視されていた同級生・柴田元(はじめ)とひょんな事から仲良くなった、他人との距離感に苦痛を感じる15歳の佐藤一(はじめ)は、柴田の提案から地味な委員長の女子渡と共に自主映画の製作に明け暮れる夏休みを過ごすも、文化祭での上映は叶わず無念に打ちひしがれる。それから五年後、映画館で再会した柴田の不気味な宣言から、至る所で無数に増殖する柴田が現れる。どこか懐かしい異色の不条理ホラー(以下コメ欄に余談)。2023/10/07
流之助
6
アイディアよき。映画が元ネタなのも映画好きとしては楽しめる。絵柄は癖強め。2024/08/18
稽子
5
ど、独特……ッ! とても面白い。絵が上手いわけではないが、演出が映画的で見せ方が上手。テンポや間の取り方も上手い。これは良い。2023/11/05
笠
4
3 作者初読。謎のキャラクター「シバタ」が増殖して襲ってくるパニックホラー…かな?本気でパニックホラーをやろうとしてるのか、そのパロディをしようとしてるのか判断に迷うが、いずれにしても成功しているとはあまり思えない。最初に見た二本の映画、『マルコヴィッチの穴』と『バタリアン』っぽいけど、どっちかというと『グレムリン』じゃん。なにか仕掛けがあるのかと期待したけど、少なくとも一巻時点ではどこかで見たようなB級映画そのままの印象。2023/11/11
yom
4
掴みはバッチリ。タコピーみたいな上下巻かと思ったら、そうでもない感じ?ギミックとか膝を打つオチを期待するよりは、魅力的なキャラが出るかが鍵か。世にも奇妙な物語っぽい話だし、シリアスな衝撃展開より荒唐無稽なギャグに振り切った方が良さそう。2023/07/04