ケースで解明 ITを活かすものづくり

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ケースで解明 ITを活かすものづくり

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784532319700
  • NDC分類 509.63
  • Cコード C0034

内容説明

矛盾を突破する使える実例。欧米のITシステムの使い勝手の悪さに悩んでいるものづくり現場必読。現場の悩み解決策が満載。

目次

「良い流れ」をつくる統合型ものづくり支援IT―製品開発を中心に
統合型ものづくりITシステムとは
コア・コンピタンスとアーキテクチャ戦略
技術力と顧客ニーズを統合させる商品企画力
パワートレインのデジタル開発プロセス
顧客ニーズに対応した事業システム構築のためのIT活用
3Dを融合した製品開発
先行技術のすり合わせ開発
製品開発と設計マネジメント
生産革新とIT改革の両輪によるトータルプロセス改革
現場主義とIT経営
グローバルものづくりITシステムの実現へ向けて

著者等紹介

藤本隆宏[フジモトタカヒロ]
東京大学大学院経済学研究科教授兼ものづくり経営研究センター長、進化経済学会長。1955年生まれ、東京大学経済学部卒業、三菱総合研究所を経て、ハーバード大学ビジネススクール博士課程修了(D.B.A.)。専攻は技術管理論、生産管理論、経営管理論

朴英元[パクヨンウォン]
東京大学大学院経済学研究科・ものづくり経営研究センター特任准教授。2004年東京大学で博士号を取得後、東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員、日本学術振興会特別研究員、早稲田大学高等研究所准教授を経て現職。「統合型ものづくりITシステム」研究会主査。専攻は国際経営戦略、IT戦略、技術経営戦略、SCM戦略(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のるくん

1
日本の製造業の高い調整能力をもった「統合型」組織能力と「インテグラル(すり合わせ)型」の製品アーキテクチャが「強み」であり、これを支える「統合型ものづくり支援IT」と、不得手な?「グローバル標準IT」を融合/両立させた「グルーバルものづくりITシステム」への進化を目指すべき。という提言書。果たして一挙両得といくだろうか。(昭和の)教育され勤勉で金太郎飴的組織の「強み」が、失われた(平成の)30年後の現代でも「強み」なのだろうか。事例にもある企画・開発・製造・販売までのIT化だけでは、DXには遠く及ばず。2021/12/04

ide

1
タイトルに惹かれたのだが期待はずれ。事例各社の担当者と思われる方々の意見や感想が口述筆記で羅列してある。いくつか参考になったキーワードは以下。皆に見え皆で使える軽量IT、日本の現場の高いものづくり能力を支えるITシステム、3Dモデルで一気通貫の開発プロセスへ、3D化は開発期間を短くするために導入した、リードタイム削減のためには設計工数が増えるのはやむを得ないと考えている、大部屋で仕事をしたいのだが実際は小部屋で仕事を行うIT技術(3D-CADなど)にて設計をおこなっている。2019/04/28

ILP71

0
日本の製造業の強みであるすり合わせ型の製品開発に適したITとその具体例を出すとともに、それに加えてグローバル標準で普及しているITを両立させ、進化するグローバル統合ものづくりITシステム(GMIS)を提唱している。コンセプト自体に異論はないが、「何故グローバル標準ITを使いこなせていないか」の現状分析が若干弱いように感じた。ここを分析するには日本型経営の変革の要素を入れる必要があるし、現在は(昔から?)そこが課題になっているような気がするが、どうだろうか。2022/06/26

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