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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
50
星明学園戦9回の死闘。現在の高校野球には、投球数という壁があるのだな。試合という闘いの中で冷徹にカウントされていく投球数。天才でも体力自慢でもいずれやってくる限界点。そして清峰の兄もやってくる、馬の仮面を着けて。シリアスの後に放り込まれる爆弾が、この物語を引き締めている(嘘)。敗戦後までも星明は本当に良いチームだった。この緩急がたまらん。つづく帝徳は全てが小手指を上回るチーム。というか最強!?弱点はあの未練タラタラの監督だけなのでは?2021/10/22
軟膏
5
藤堂のシニア時代の先輩・高須、津田率いる星明学園に勝利するも、負けた選手の嘆きを見た圭に少し異変が起きて不穏。いよいよ帝徳戦がはじまる。2024/04/10
なさたなだ・ざざす
4
◎ 3回戦終了から準決勝開始前まで。今巻は何といっても試合後の描写、勝利したのに感じるモヤモヤ感が印象深い。これまで良くあったエースが対戦した相手の名前を記憶しない描写はギャグ・キャラ付けでなくマジモンだった所は成功するタイプのサイコパス感があるが、そうした精神性を形成し 忌避してしまったのは要という業にまみれた関係性が実に良いですの。記憶喪失の原因に対し対処もできず、チームの快進撃に反して方向が間違ったまま進んでいる感じも実にグー。ギャグ部分以外は本当に面白い(帝徳の監督はちょっと好きだが)2022/05/04
hibimoriSitaro
3
ReaderStore。星明戦を終えて帝徳戦までの数日間。要の記憶が戻るんだか戻らないんだかもどかしい。清峰という怪物をつくりあげたのが自分であることを思い出したら……冷や冷やしますなあ。⏎いやー,監督イジリはずるいよね,鉄板だもんな。しかしこの「智将」も数多の球児を葬り去ってきたに違いないのだ。⏎それほど体の大きくない要も三合メシ食うんだな。さすが高校生だ。2024/07/30
真霜
3
星明戦の決着と次の試合に向けてと。この巻自体は試合が少なめですが、いやちゃんと野球している方が作品的には珍しいということだった!とふと我に返りました笑 日常回によって描かれる葉流ちゃんの例の兄や、パンチ効きすぎていますが実は良い母親な要母など周りの家族にほっこりさせられつつ、待ち構える圧倒的な脅威にヒリヒリしつつ。帝徳側のレギュラー達がついに登場して来ましたが、二枚看板の投手に脇を固める他の守備陣とこちらもキャラクターが濃いそうだなと。それぞれの決意や矜持がこれから炸裂するのが楽しみです。2020/09/13